ドームテントとは?メリット・デメリット、失敗しない選び方も紹介

ドームテントとはアイキャッチ画像
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キャンプで使用されるテントは、その形状や機能別にさまざまな種類にわけられます。

そのなかでも、バリエーション豊かで、多くのキャンパーからの人気を集めているのが「ドームテント」です。

今回は、「ドームテント」の魅力やメリット・デメリット、失敗しないドームテントの選び方をご紹介します。

これからドームテントの購入を検討される方は、どうぞご参考にしてください。

アウトドアブランドのWAQでは、ソロ〜ファミリーまで使い分けできる、万能なドームテントを販売しています。

ご興味のある方は、この機会にぜひWAQ公式ストアをご覧ください。

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目次

ドームテントとは?

ドームテントは、その名のとおりドーム(丸屋根)の形をした半球状のテントで、お椀を逆さまにしたような弧を描く独特な形状が特徴です。

ドームテント

多くのアウトドアブランドからさまざまなドームテントが販売され、キャンプ場でも見かけぬ日はないぐらい多くのキャンパーから絶大な支持を得ています。

テントが並ぶキャンプ場の風景

ドームテントは、アーチ状のポールやフレームを複数本使用し、それを交差させて組み立てることでドームの形状を作り出します。

ドームテントの交差するポール

この特徴的な形状により、他の形状のテントよりも優れた強度と安定性を持っています。

また、半球状の形は風をうまく受け流すため、強風時でも安定して立ち続けることが可能です。

さらに雪が積もりにくいので、積雪のある冬キャンプにも最適です。

積雪とテント

デザイン的にもモダンでスタイリッシュな製品が多いため、見た目のよさも選ばれる理由のひとつといえます。

さらに、扱いやすい設計のものが多いため、キャンプ初心者から経験者まで、幅広い層から愛されています。

ドームテントのメリット

多くのキャンパーがドームテントを選ぶ理由は、その形状と機能性からたくさんのメリットがあるためです。

ドームテントのメリット

以下に、その主なメリットを詳しくご紹介します。

メリット1 空間が広い

ドームテントの大きな特長として、室内の空間が広く取られている点があげられます。

テントの中の様子

とくに、大型のドームテントは天井高を非常に高く確保できるため、居住性のよさは折り紙つきです。

また、弧を描いた形状で、中央とその周囲の高さに差が少ないため、デッドスペースがほとんどありません。

これにより、室内での動きがスムーズになり、荷物の収納やテント内レイアウトの自由度が非常に高いのも、ドームテントの大きなメリットの一つです。

メリット2 自立する

ドームテントの多くは、ポールが生み出す張力によって、幕体を押し上げる構造になっています。

ミリタリーな雰囲気のドームテント

そのため、ペグなどで地面に固定せずともテント単体で自立します。

軽量のものであれば設営後にテントを持ち上げて、位置や向きを調整することも可能なので、初心者にも扱いやすいです。

メリット3 雨が吹き込みにくい

ドームテントの入り口は直立して設計されていることが多いため、雨が直接入りにくく、影響を受けにくいです。

また、前室が設けられている場合は、風による雨の吹きこみでテント内部が濡れてしまうのも防げるので、快適なキャンプライフを楽しむことができるでしょう。

ドームテントのひさし部分

メリット4 風に強い

ドームテントの独特な形状は、風をうまく受け流してくれます。

とくに山岳用のドームテントは、厳しい環境下での使用を想定して設計されているため、風がテントの周りを流れるようなデザインになっています。

山岳用テント

これにより、強風時でも安定して立ち続け、キャンプの安全性を大きく高めてくれるのです。

メリット5 撤収時の乾燥作業が楽ちん

自立するドームテントは、そのままひっくり返して乾燥できますので、底面を乾燥させるのがとてもかんたんです。

裏返して乾かしているテント

キャンプ撤収時の朝、露や霜でテントが湿ってしまうことはよくあります。

とくにテント床面の裏やグランドシート底面は、地面に直接触れていたこともあり、湿っていることがほとんどでしょう。

テント表面の湿り気は、晴天時であればそのまましばらく放置しておけば乾きますが、底面はそうはいきません。

このように、撤収時に乾燥させる手間がかかりにくいのも大きなメリットです。

メリット6 アレンジ性が高い

ドームテントは非常に多彩なアレンジ性を持っており、人数やキャンプスタイルに合わせた楽しみ方がたくさんできます。

例えば、オープンタイプのタープやスクリーンタープとの組み合わせがかんたんなため、日差しや雨からの保護を強化することが容易です。

ドームテントとタープ

室内空間の広さから、テント内のレイアウトも自在に変更できるため、キャンプスタイルや参加人数に応じて最適な環境を作り出せます

複数家族など大人数でのキャンプでは、いくつかのドームテントを連結させることで、大きな一つのスペースとして使用することも可能です。

アウトドアブランドのWAQでは、「WAQ Paramount Dome」を販売しています。

WAQ Paramount Dome

ソロ〜ファミリーキャンプまで使い分けできる、万能なドームテントです。

WAQ Paramount Domeの前で会話する男女

最大幅4mの広々とした空間で、レイアウトも自由に楽しめます。

WAQ Paramount Domeの中で談笑する4人

暑さ対策や結露対策に役立つ「ルーフフライ」や、煙突を出せる「煙突ポート」を設けているので、年中快適に過ごせます。

WAQ Paramount Domeのルーフフライ
WAQ Paramount Domeの煙突穴

さらに標準装備としてフロアシートもついてくるので、お座敷スタイルがぴったりな子連れキャンパーさんにもおすすめですよ。

WAQ Paramount Domeのフロアシート

ご興味のある方はこの機会にWAQ公式ストアをご覧ください。

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ドームテントのデメリット

ドームテントは多くのメリットを持っている一方で、デメリットも少なからず存在します。

ドームテントのデメリット

キャンプをより楽しむためには、これらのポイントを理解し、適切に対応することが大切です。

ここでは、ドームテントの主なデメリットについて解説します。

デメリット1 立てるのに力がいる

ドームテントの設営は、複数本のポールを交差させ、ポールの張力で幕体を立ち上げます。

そうした構造のため、ポールを立ち上げる際は若干の力が必要です。

ドームテントを組み立てる男性

とくに5〜6人以上に対応している大型テントは、その重量と複雑な構造から、1人での設営は難しい場合も少なくありません。

そのため、大型のドームテントを選ぶ場合は、2人以上での設営を前提に考えておくようにしましょう。

大型テントの組み立て

ドームテントをはじめて利用する場合にも、スムーズな設営をおこなうには、友人や家族と協力して事前に設営の練習をしておくこともおすすめです。

デメリット2 サイズの割にかさばる

ドームテントの強度や安定性を保つためには、相応数のポールや補強材が必要です。

そのため、居住性に優れた大型のドームテントの場合は、必要なポールや補強材が多くなり想定以上にかさばることも少なくありません。

並べられたキャンプグッズ

とくに車での移動を前提としないキャンプやトレッキングなどでは、収納時のボリュームを考慮して、できる限りシンプルかつ人数ギリギリの小型テントを選ぶのがおすすめです。

デメリット3 張り出しがない場合はタープが必要

ドームテントのなかには、雨や太陽光をさえぎるための張り出しが装備されているものもあります。

これにより、テント内の環境を快適に保つことができます。

テントの張り出し

しかし、すべてのモデルに装備されているわけではありません。

張り出しがないモデルを選んだ場合、日差しの強い夏の晴天時や梅雨の季節などは、追加でタープを用意して組み合わせることをおすすめします。

失敗しないドームテントの選び方

大型テント

ドームテントを選ぶ際には、目的やシチュエーションに応じた機能や性能を重視することが大切です。

しかし、これからキャンプをはじめる初心者やテント購入を検討している方にとって、なにを基準に選べばよいのか迷うことも少なくないでしょう。

ここでは、失敗しないドームテントの選び方を詳しく解説します。

  • 人数
  • 高さ
  • 素材
  • 収納性・コンパクト性
  • 前室の有無
  • 設営方法
  • 防水性能
  • 通気性
  • プラスαの便利機能

人数

キャンプに参加する人数を考慮してテントのサイズを選ぶことは、ドームテントに限らずテント選びの基本です。

テント内にキャンプギアを収容したい場合は、人が寝転べるスペースと荷物を置けるスペースの両方が必要です。

テントの中で座る男女

また、キャンプギアが多いと窮屈に感じることもあり、快適と感じる広さは人によって異なります。

必ずテントのサイズ表記を確認し、寝転んだ状態でキャンプギアを入れた場合を想定して選ぶようにしましょう。

テントの中の様子

目安としては、「使用人数+1人分」 のサイズを選ぶと、納得できるサイズ感のものを選べるでしょう。

高さ

テントの高さは、テント内で快適に過ごせるかに直結します。

とくに、雨や寒さで外に出られないキャンプの場合、居住性は大きな問題です。

テント内で歩いたりすることを考慮するのであれば、大人が腰をかがめずに立っていられる高さが必要でしょう。

テントの中

複数人で利用する大型のテントであれば、天井高180cm以上はほしいところです。

これに対して、地べたに近いお座敷スタイルやロースタイルなどで過ごすことを前提とした小型のソロテントなどであれば、110m程度の高さがあれば十分でしょう。

素材

テントの耐久性や防水性、収納時のサイズ感は、使用される素材によって大きく変わります。

ナイロンやポリエステルなどの化繊繊維は軽量で耐久性が高く、防水加工を施すことで防水性も高められます。

化繊素材のドームテント

ただし、化繊繊維は火に弱く、熱や火の粉などで溶けたり穴が開いたりするといったデメリットがあります。焚き火などを近くで利用する場合は注意が必要です。

これに対して、ポリエステルとコットンをかけ合わせた混紡繊維「TC素材」や「コットン素材」は、耐久性と遮光性に優れており、火の粉にも強く穴が空きにくいという特徴があります。

焚き火

しかし、TC素材は布地が厚い分、重さがありかさばりやすいです。ドームテントを選ぶ際には、こうした素材の特性を確認し、用途に合わせて選ぶことが重要です。

以下の記事では、テント生地の種類についてわかりやすく解説しているので、あわせてご覧ください。

生地の色にもこだわりを持つと、自分スタイルのキャンプサイトが完成します。下の記事では、キャンパーから人気を集めている「ブラックキャンプ」についてくわしく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

収納性・コンパクト性

キャンプ地までの移動手段や収納スペースを考慮した場合、テントの収納サイズや重さも重要なチェックポイントです。

車で移動するキャンプであれば、大型の重くかさばるテントでも問題はありません。

徒歩キャンプやトレッキングなどの車を移動手段としない場合は、コンパクトに収納できるモデルが望ましいでしょう。

前室の有無

テントの前室は、テント内部を雨や日差しから守るだけでなく、荷物の仮置き場としても利用できます。

テントサイト

とくに、山の天気は不安定で変わりやすく、突然の雨に見舞われることも少なくありません。

少しでも快適にキャンプをしたいと考えるのであれば、前室のあるテントや、追加でタープを持参することをおすすめします。

設営方法

ドームテントの場合、主に次の2つの設営方法が採用されていることが多いです。

スリーブ式・テント本体に設けられたスリーブにポールを通して設営する
・手順がわかりやすく初心者でも立てやすい
吊り下げ式・テントの隅に固定したポールをクロスさせるなどして先に立て、幕体をフックなどでぶら下げる
・小型テントに多い方式

色分けされたポールが採用されていると、固定する場所がわかりやすいので、選ぶ基準にするとよいでしょう。

大型テントの場合は使用するポールの本数が多くなり、より複雑な形状となるので、事前にしっかりと設営方法を確認してから購入するのがおすすめです。

また、ワンタッチ式のドームテントも販売されていますが、そのような製品は設営がかんたんでも収納時にどのように畳めばよいか迷うことも少なくありません。

設営方法だけでなく、収納方法もあわせて事前の確認が重要です。

防水性能

テントの防水性能は、一般的に「mm」で表し、この数値が大きいほど優れた防水性を持っているということになります。

一般的なキャンプでは、1,000mm以上の防水性能のモデルを選ぶと安心です。

雨で濡れたテント

雨が頻繁に降る場所や、雨の多い季節でのキャンプを予定している場合は、1,500mm以上のものを選ぶことをおすすめします。

なお、数値ごとの雨の目安は次のとおりです。

  • 500mm:軽い雨
  • 1,000mm:中程度の雨
  • 1,500mm:激しい雨

ただし、防水性能が高ければ高いほど通気性が悪くなったり、結露が発生しやすくなったりします

予想される天候や環境にあわせて、適切な防水性能のあるモデルを選ぶようにしましょう。

通気性

テントの通気性は、快適に過ごせるかを大きく左右します。

とくに、気温と湿度が高い夏場や、冬キャンプでテント内に薪ストーブなどを持ち込む場合には重要なポイントです。

大型テント

湿気や熱がこもりにくく通気性が優れているテントを選ぶためには、インナーテントだけでなく、テント本体にメッシュがついているかチェックしておきましょう。

テントに設けられたメッシュの窓

さらに、換気穴の「ベンチレーター」が装備されているかも確認しておくのがおすすめです。

ベンチレーターには、テント内の湿気や熱を逃がす機能があるため、テント内の快適性が高まります。

テント上部に設けられたベンチレーター

冬キャンプで寝ている間にテントの周囲が雪で埋まってしまったような場合でも、上部にベンチレーターが設けられていることで、テント内部が酸欠状態に陥ることを避けられます。

プラスαの便利機能

ドームテントの基本性能やサイズ以外の、細かな機能や特徴も、快適性や使い勝手に大きく影響します。

以下では、そのような便利な機能の中から、とくに注目すべきものをいくつかご紹介します。

スカート

テント下部に取り付けられたスカートは、雪や雨からテントを保護する役割を持っています。

テントのスカート

冬キャンプや雪山での使用を考える場合、外からの風の吹きこみをさえぎるスカートの役割は重要です。

一般的には、季節に関わらず一つのテントを使い回すことが多いでしょう。

そのため、夏場に利用する場合の通気性を考えると、着脱式、あるいは巻き上げられるものを選ぶことをおすすめします。

煙突穴

テント内で薪ストーブなどを使用する際は、煙を外に逃がすために煙突を利用します。

ドームテントのなかには、煙突を外に出すための専用穴を設けている製品も販売されています。

テントから出る煙突

こうした製品を使えば、より安全かつ快適に冬キャンプを楽しむことができるでしょう。

ただし、閉鎖された空間での薪ストーブ利用は、どれだけ気をつけていたとしても一酸化炭素中毒や火災の危険がともないます。

ドームテント内で薪ストーブを利用する場合は、煙突穴があるからと安心するのではなく、十分な換気や設置位置に注意したうえで、安全に配慮した利用を心がけてください。

快適に過ごせる便利機能がたくさんある!「WAQ Paramount Dome」

アウトドアブランドのWAQでは、「WAQ Paramount Dome」を販売しています。

WAQ Paramount Dome

ソロ〜ファミリーキャンプまで使い分けできる、万能なドームテントです。最大幅4mの広々とした空間で快適に過ごせます。

WAQ Paramount Domeの中に並べたキャンプマット

360°メッシュにできるので、開放感&通気性は抜群。

WAQ Paramount Domeはメッシュ窓付き

熱がこもりやすい夏場でも快適に過ごせます。

360°の窓つき

側面と天井の2箇所に煙突ポートを設けているので、薪ストーブのレイアウトも自由に楽しめます。

WAQ Paramount Dome内のレイアウト

かんたんに組み立てられるので、1人でも迷うことなくスムーズに設営が可能です。

WAQ Paramount Domeを組み立てる男性

実際のテントの中の様子は、下のInstagram公式アカウントでもご紹介しています!

ご興味のある方は、この機会にWAQ公式ストアをご覧ください。

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ドームテントは初心者にもおすすめのテント

ドームテントは、その特徴的なデザインと機能性から多くのキャンパーに愛用されています。その魅力は、広い室内空間・優れた安定性・利用方法の幅が広いなど、多方面にわたります。

キャンプは自然とのふれあいや非日常を楽しむものですが、その基盤となるのは快適な宿泊環境です。

ドームテントは、初心者にも扱いやすく、確実にその役割を果たしてくれる頼れるアイテムとして、あなたのキャンプライフを彩ってくれるはずです。

より豊かで楽しいキャンプのおともとして、お気に入りのドームテントを選んでみてはいかがですか。

テントを長く使うためには正しい保管場所と保管方法についても押さえておきましょう。下の記事では、テントやタープなどを保管する際に向いている場所・向いていない場所や、保管の際の注意点について詳しく解説しています。気になる方は、こちらも合わせてご覧ください。

>>テントやタープの正しい保管場所&保管方法|物置に保管するときの注意点も解説

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