テントの設営場所、選び方のポイントや注意点|設営NGな場所も解説

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「テントってどんな場所に立てたらいいの?」

キャンプを始めたての頃は、テント設営の場所選びに悩むことも多いもの。テント設営には、向いている場所と不向きな場所があります。

キャンプサイト以外でキャンプをするときは、設営場所は十分注意を払わなければ、トラブルや事故につながることもゼロではありません。

今回は、テント設営に向いている場所と向いていない場所の特徴、設営場所を選ぶときの注意点などをご紹介します。

快適に楽しい時間を過ごすためにも、設営場所についての知識をしっかり身につけましょう。

目次

テント設営に最適な場所の条件

テントが並ぶキャンプ場

テント設営の場所選びは、過ごしやすいか安全に過ごせるかなどを左右します。

テント設営に向いている場所は、以下のとおりです。

  • 水はけの良いところ
  • 地面が平らな場所
  • 木陰などの木の下

それでは各条件について、詳しく解説します。

水はけの良いところ

芝生

水はけが良いところであれば、突然雨が降ったとしても、テントが浸水することを防げます。いつまでもジメジメとしているような場所は、水はけがいいとはいえません。

水がたまりやすい土よりも、水はけのいい砂利や芝生などのサイトがおすすめです。

地面が平らな場所

キャンプサイト

地面が平らな場所であれば、チェアやテーブルなどを設置してもぐらつかないため、快適に過ごせます。また、テントで寝るときも寝返りを打ちやすいので、より快適に睡眠できるでしょう。

木陰などの木の下

木陰のテント

木陰や木の根元であれば、直射日光を防げます。日差しが強くなる春〜夏にかけては、木陰にテントを張ると涼しく過ごせるでしょう。

また、雨が降っても多少であれば枝葉が雨をさえぎってくれます。

木の種類によってはテントやタープに樹液がついてしまい、汚れる可能性があります。毛虫などの虫との遭遇率が高くなることも……。涼しく過ごせるというメリットの反対に、デメリットがあることも頭に入れておきましょう。

1本だけ木が生えている場所は避ける

1本立ちの木

木陰とはいえ、1本だけ木が映えている場所は避けてください。天候が悪化した場合、1本の木が落雷の原因となり得るからです。木陰を選ぶ場合は、必ず木が密集した場所を選ぶように心掛けましょう。

テント設営に不向きな場所

黄色いテント

テントを張るのに不向きな場所は、以下のとおりです。

  • 窪地などの水はけの悪い場所
  • 傾斜のある場所
  • 川辺や川の中洲、海のそば
  • 崖の近く
  • 大きな石や凸凹のある場所

それでは、各条件について詳しくみていきましょう。

窪地や低地など、水はけの悪い場所

水たまり

窪地などは雨水が溜まりやすいため、テントの設営場所としては不向きです。場合によっては水浸しになり、雨水によってテント内が水没する可能性も。

また、水はけが悪いと、濡れたキャンプ用品が乾かしづらいといったデメリットが生まれます。水はけの悪い場所でのテント設営はなるべく避けましょう。

天候が崩れそうだけど「水はけの悪そうな場所にしかテントを張るところがない」といったときは、テントの周りを囲むように溝を掘って、排水処理をするのも一つの手段です。低地の方に流れるように溝を掘るのがポイント。ただし、撤収時には、掘った溝を埋めて元通りの状態に戻すことも忘れずに!

傾斜のある場所

傾斜のある場所は、テントで寝る際に寝返りが打ちづらくなります。傾斜の角度によっては寝袋やキャンプマットがズルズルと滑ってしまい、熟睡できないことも少なくありません。

また、チェアやテーブルも安定しないので、使うたびにストレスを感じることもあります。

さらに、雨が降ったときは水が流れてくる恐れもあるため、なるべく平坦な場所を選ぶようにしましょう。

「他にいい設営場所がなくて、傾斜のあるところでしかテントが張れない」という場合は、傾斜の上に頭を持ってくるようにして寝るようにしましょう。

川や海など水辺の近く

川

川や湖など水辺の近くは、雨が降り増水したときに、テントが流されたり浸水したりする危険性があります。川の場合は、下流では雨が降っていなくても、上流で大雨が降り、水位が急に上がることも珍しくありません。

海のすぐ側は、潮の満ち引きで浸水する可能性があります。また、周りにさえぎるものがないため、風にあおられやすくテントが吹き飛ばされる恐れもあります。

水難事故など、命の危険にさらされる可能性もあります。テントを張る際は、水辺の近くに張らないようにしましょう。

崖の近く

崖

崖下や崖上など、崖の近くにテントを設営するのは大変危険です。夜になると周りが見渡しづらくなるので、荷物を落としてしまったり、最悪の場合は自身が落ちてしまうこともあり得ます。

また、崖下の場合は、土砂崩れや落石などがおこる可能性もあります。崖の近くは避けてください。

大きな石や凸凹のある場所

小さい石

凸凹のある場所はキャンプに適しません。凸凹のある場所でカセットコンロなどを使う場合は要注意です。最悪の場合、カセットコンロを倒してしまい、テントに火が燃え移って火事に繋がる可能性があるためです。

キャンプをする際は必ず平坦な場所を選ぶようにしましょう。

テント設営の場所選び4つの注意点

テントの設営場所を選ぶときには、下記の4つの注意点を押さえておきましょう。

  • 設営によさそうな場所を見つけたらキープ
  • トイレなど水場の近くは避ける
  • 風向きに注意する
  • 虫嫌いなら街灯近くは要注意

それでは各ポイントについて詳しく解説していきます。

設営によさそうな場所を見つけたらキープ

フリーサイト

好きな場所にテント設営できるフリーサイトでは、良さそうな場所があればすぐにキープしておくのがおすすめ。良い場所は早い者勝ちです。人気の高いキャンプ場のフリーサイトでは、場所取り合戦が始まります。

良い場所を見つけたらグラウンドシートなどを置き、その上にキャンプギア類を置いて置くといいでしょう。

「最適な設営場所を選ぶ=快適なキャンプライフ」につながるため、設営場所選びにはとくに気を配りましょう。

トイレなど水場の近くは避ける

キャンプ場の炊事場

トイレの近くはおすすめしません。理由は、夜中に他のキャンパーがトイレに行く際にトイレの音が気になり、睡眠の妨げになってしまうケースがあるからです。

また、炊事場などの水場は、料理の支度や手洗いなどで多くのキャンパー達が利用します。水場の近くに設営すると、人の行き交いが気になり、ゆっくりできないことも。

水場との距離が近ければ何かと便利ですが、静かにキャンプをしたい場合は、トイレや水場の近くは選ばないようにしましょう。

風向きに注意する

ティピーテント

テント設営の際、風向きに注意してください。風上にテントの入口がくるように設営してしまうと、テント全体が風の影響を受け、バランスが崩れてしまう可能性があります。

風の強さによっては、テントが吹き飛ばされることもあるため、その日の風向きは必ずチェックしておきましょう。

虫嫌いなら街灯近くは要注意

街灯

街灯の近くの場合、夜になれば明かりが付くためキャンプしやすくなります。しかし、虫が集まりやすいというデメリットもあります。

場合によっては虫の羽音が気になり眠れなくなることもあり得ますので、街灯の近くはなるべく避けましょう。

テントの出入口の向きは「風下」が鉄則!

テントの入り口は「風下」に!

テントを安定させる上で重要なのが、テントの出入口を風下に位置するように設置することです。

テントの出入口を風上に向けていると雨風が吹き込みやすく、最悪の場合、テントが飛ばされたり破損したりする恐れがあります。

テントを張る際は、テントの出入口が風下に向くように設置しましょう。

テントを張っていい場所とダメな場所の違い

テント設営NG&注意すべき場所

人のいない静かな河川敷や山の中など、キャンプ場以外でテント設営したいこともあるはず。しかし、自然の中であればどこでもテントを張っていいわけではありません。

テントを張るときは「テントを設営しても良い場所か」を確認する必要があります。

テントを張ってはいけない場所・注意しておきたい場所は、下のとおりです。

  • 私有地
  • 共有地
  • 立ち入り禁止とされている場所

私有地は、誰かが所有している土地のため、勝手に入ってキャンプ行為をするのはNG

所有者の許可なく立ち入ると不法侵入となります。ただし、土地の所有者が「テントを設営してもいい」と許可を出している場合は設営できます。

自然公園

共有地の場合は、管理している国や自治体が許可を出していれば設営可能です。ただし、自然保護や安全面などの観点から、キャンプできるエリアを指定していることもあります。

植物の生育に悪影響を与えてしまいクレームが寄せられているといった問題も起きています。

秩父多摩甲斐国立公園における幕営についてのお願いです。

 昨今、一部の利用者によりキャンプ場以外にテントの設営(幕営)がなされ、植物の生育に悪影響を与えている等の情報・苦情が寄せられています。国立公園内におけるテントの設営は、一部地域やキャンプ場等を除き、原則として自然公園法の規制対象となっています。テントの設営はキャンプ場等で行ってください。

引用元:環境省_秩父多摩甲斐国立公園_ニュース&トピックス_【お知らせ】キャンプ場以外のテントの設営について

指定されている場所以外は、許可なく勝手に立ち入らないように注意しなければいけません。

河川敷

河川の場合は、河川法によって「誰でも自由に使っていい」と定められています。

しかし、河川を管理している自治体が条例によってテント設営を禁止している場合は、当然ながら利用できません。事前に河川を管理している管轄を調べ、問い合わせをするなどしておくと安心です。

目的地の所有者を調べて「テントを設営していいか」といった確認取りや、ルールをしっかり確認するようにしましょう。

ペグの種類も押さえておく

ペグダウンしたペグ

ペグとはテントやタープが風で飛ばされないようにするための杭のことです。テントやタープを購入するときに付属品としてついてくるものですが、上級者向けの商品には付いていない場合もあります。

材質は金属製とプラスチック製に分けられます。プラスチック製のペグは軽くて持ち運びしやすいメリットがありますが、破損や湾曲しやすいといった弱点もあります。

安全なテント泊を楽しむためには、ペグの種類や特徴を理解し、フィールドの状態に合わせて使い分けるのがポイントです。

ペグの種類やペグダウン時におさえておきたいポイントについては、下の記事で詳しくご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください!

ポールの材質もチェック!

テントを支えるポールの材質にも注意しておきましょう。テントのグレードによって使われているポールの材質も異なります。設営時や撤収時の負担や手間も変わるため、知識として頭に入れておきましょう。

アルミ合金

アルミ合金のポール
出典元:Amazon

強度と柔軟性を兼ね備えているため、非常に扱いやすいのが特徴です。つなぎ目となる節目もフラットなため、テントポールには最適。
ほかの素材と比べると高価なもののため、上級モデルに多く採用されています。

スチール

スチール製のポール
出典元:Amazon

十分な強度がありますが、重くて柔軟性に欠ける素材です。天井などの柔軟性が必要な箇所に使われることはなく、テントのサイドポールなどに採用されていることが多いです。

安価で丈夫ですが、登山キャンプなど、持ち運びするのにはあまり適していません。

グラスファイバー

グラスファイバー製のポール
出典元:Amazon

鉄と比べて軽量で柔軟性があり安い価格で手に入るため、コストパフォーマンスに優れた素材です。ただし、ポールのつなぎ目に感具が使用されていることが多くスリーブに通す際に引っかかりやすいというデメリットもあります。

まとめ

今回はテントの設営場所として正しい場所を選ぶ際のポイントを解説しました。テント設営の場所選びは、快適なキャンプライフを送る上でとても重要です。

急な雨に備えて、水はけの悪い場所や水辺の近くは避けておきましょう。キャンプ場以外でテントを設営する野営を行う予定のときは、テント泊をしても問題ない場所か、事前に確認することも忘れずに。

正しい設営場所を選んで、快適なキャンプライフを送ってください。

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