テントコットは従来のテントとは違う利便性や特性があり、「コンパクトにキャンプを楽しみたいけど快適な居住スペースも欲しい」という方にぴったりのアイテムです。
しかしテントコット購入時には、後悔しないためにも使い方や選び方を慎重に検討する必要があります。
そこで本記事では、以下を解説します。
- テントコットと従来のテントとの違い
- テントコットのメリット
- テントコットのデメリット
- テントコット選びのポイント
- 相性のよいキャンプスタイル
記事後半では、おすすめのテントコット「WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テント」を画像付きで細部まで紹介しているので、ぜひご覧ください。
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テントコットとは
テントコットとは、キャンプなどで使用する簡易ベッドのコットとテントを一体化させた次世代型のテントです。
快適な寝床と機能性の高いインナーテント&フライシートを組み合わせたコンパクトなテントで、ソロキャンプやツーリングキャンプを楽しむ方達の間で話題になっています。
テントコットとドームテント・ワンポールテントの違い
テントコットは、従来のドームテントやワンポールテントと比較すると、構造に違いがあります。
ドームテントやワンポールテントなどは単独で設営できますが、テントコットの場合は構造の中にコットが含まれており、そもそもコットがなければ設営できません。従来のテントだとレイアウトにコットを含めるか含めないかを自由に選べますが、テントコットだとレイアウトの中心には必ずコットが含まれます。
その代わりテントコットは寝心地のよさを活かしつつ、収納性や居住スペースの快適性をとことん追求した設計がされています。従来のテントよりも、コットの特性を最大限に引き出せるテントといえるでしょう。
テントコットの3つのメリット
ここではテントコットを使用するメリットを紹介します。従来のテントにはない特有の魅力があるのでしっかりと押さえておきましょう。
メリット1 地面の影響を受けない
テントコットは地面の影響を受けにくいメリットがあります。その理由は、上記の写真のように床面が高床式になるからです。
悪路になりやすい雨天時でも浸水の心配がいらない&テント底面が濡れずに済みますし、ゴツゴツした石のある河原などでも凸凹の影響を受けずにフラットな床を作り出せます。
また、地面から高さを取れることで、夏は風通しがよくなり冬は底冷えしにくいメリットもあります。
季節やキャンプサイトを選ばずに持っていけるので、年間を通して活用できる万能テントといえるでしょう。
メリット2 コット使用でも開放的な就寝空間を作り出せる
開放的な就寝空間で、コットの寝心地を思う存分堪能できるのもメリットです。
例えばドームテントやワンポールテントの場合、サイズやポール位置などによってはコットを入れると天井や壁との距離が近くなってしまい、窮屈さを感じることがあります。
一方テントコットの場合、コットを軸としたフレーム構造で、天井高がある&壁との距離も保たれているので、快適な就寝空間を確保できます。
なお腰痛持ちの方の場合、下記写真のようにクッション性の高いキャンプマットと併用すると腰痛対策になります。秋冬の場合は、断熱性が上がり防寒対策にもなりますよ。
長時間コットを使うと背中や腰に痛みを感じる方は、キャンプマットとの組み合わせがおすすめです。
メリット3 設営・撤収がかんたん
テントコットは設営・撤収も素早くできるメリットがあります。
コットとテントを同時に設営できて時短できるほか、グランドシートなどのアイテムもいらないので撤収作業も楽ちんです。テント設営に慣れていない、キャンプを始めたばかりのキャンパーにも扱いやすいテントです。
設営・撤収がとても手軽なので、荷物をなるべく少なくしたいキャンパーに向いているテントといえるでしょう。
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テントコットの3つのデメリット
使い勝手のよいテントコットですが、いくつかデメリットも存在します。ひとつずつくわしく解説します。
デメリット1 大人数キャンプには不向き
テントコットは、コットの広さ=居住スペースの広さです。現在販売されているほとんどのものが、1人用または2人用のため、基本的にソロキャンプかデュオキャンプでの使用となり、3人以上の複数人キャンプには不向きといえます。
もし複数人で使用したいなら、ソロテント同士が集まっておこなうソログループキャンプが理想といえるでしょう。
デメリット2 嵐のような強風に弱い
浸水の心配がいらないテントコットですが、荒天時の強風には弱いといったデメリットがあります。その理由は、高床式で地面に密着しておらず、風の影響を受けやすいためです。
例えば、下から突き上げるような突風が吹くと、コットが持ち上げられて吹き飛ばされる可能性があります。
インナーテント付きのテントコットで、インナーテントのみで使用する場合は地面にペグダウンできず、風が当たるだけでテントが揺れます。強風に対応するためには、地面まで届く長さのフライシートを使用して、しっかりとペグダウンするよう注意しなければなりません。
また、嵐のような悪天候が予想されるキャンプシーンでの使用は避けましょう。
なお後述しますが、今回の撮影で使用した「WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テント」は、スカート付きフライシートを採用しており、強風にもしっかり対応できるテントコットです。記事後半でくわしく紹介するので、ぜひご覧ください。
デメリット3 寒くても薪ストーブを置けない
現在販売されているテントコットのほとんどが薪ストーブに対応した作りになっていません。
煙突を通すスリーブがフライシートに空いていなかったり、薪ストーブを置けるほど前室スペースがなかったりするので、寒い季節は薪ストーブ以外で暖をとる必要があるでしょう。
失敗しないテントコットの選び方 3つのポイント
ここからはテントコットを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。購入後の失敗を避けるためにも、どのようなテントコットを選べばよいのかしっかり理解しておきましょう。
ポイント1 前室が作れる
前室が作れるテントコットを選ぶようにしましょう。なぜなら、前室があれば日除けや雨の日の屋根として使えるからです。
さらに、フライシートを跳ね上げて前室を作れば、チェアを置いたりランタンテーブルを置いたりしてレイアウトを楽しめます。
快適な居住スペースを確保するために、前室が作れるテントコットを選べば間違いありません。
ポイント2 フライシートが地面に届く
テントコットのフライシートが地面まで届く長さなのかも重要なポイントです。テントコットの種類によっては、地面までフライシートが届かないタイプがあります。
フライシートが地面まで届くものであればテント内の空気が逃げにくく、冷気が入り込むのも防げて寒さ対策ができます。下から突き上げるような風が吹いても、コットやコット下の荷物が飛んでいってしまうこともありません。その他、雨・ゴミや埃・虫が入り込むのも防げます。
このようにフライシートが地面まで下ろせるテントコットは利点が多いので、オールシーズン使いたいなら、フライシートの長さもチェックしておきましょう。
ポイント3 軽量でコンパクト
重くてかさばるものは持ち運びが大変になるので、軽量かつコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。
なお、テントコットには以下の2タイプがあります。
- 折りたたみ式
- 組み立て式
折りたたみ式は開閉するだけでスピーディーに設営・撤収ができるのがメリットですが、ものによっては収納サイズが大きくなりかさばることがあります。
一方、組み立て式だと、各パーツが分かれているので設営や撤収に少々時間がかかるものの、コンパクトに収納できることが多いです。
選ぶ際はタイプごとの特徴を踏まえたうえで、収納サイズや重量をチェックしておきましょう。
WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テントの魅力
今回の撮影で使用した「WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テント」は、前述の「前室が作れる・フライシートが地面まで届く・軽量でコンパクト」をすべて満たしたテントコットです。
ここからは、WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テントの魅力を、写真と一緒に細部まで紹介します。
魅力1 開放的で広い前室&後室
WAQのASTRA CT 2WAYコット専用テントは、フライシートをロールアップしたり、専用ポールを使って跳ね上げることで、自由に前室を作れます。前室部分は左右のどちらでも跳ね上げが可能なので、太陽の位置に合わせて切り替えることも可能です。
さらにこちらのテントコットは前室だけでなく、後室も作れます。後室部分は専用ポールで跳ね上げることはできませんが、アーチ型に開閉してロールアップできます。下の写真のように大きく開閉するので、前室をフルクローズにした状態でも、後室からの出入りが可能です。
前室と後室のフライシートを両方ロールアップすると、それだけで開放的な雰囲気になります。
こうすれば、気温の高い夏場であっても、風通しよくできるので、涼しいキャンプを楽しめるでしょう。
魅力2 スカート付きのフライシート
フライシートにスカートが付いているため、寒さが気になる季節や、雨風が強い日にも対応できて快適に過ごせます。
日差しが強い日などでテント内が暑くなってしまうときは、スカートをロールアップして風の通りを調節できます。下記の写真のように、ロールアップしておき気温に合わせて開放するとよいでしょう。
魅力3 コンパクト設計
WAQのASTRA CT 2WAYコット専用テントは、「こんなテントが欲しかった!」というコット派キャンパーの願いを叶える機能性がたくさん備わっていますが、とてもコンパクトに収納できます。
高さ調節の可能な専用ポールやスカート・ベンチレーター付きのフライシート・メッシュインナーテントなど、無駄のないパーツが盛りだくさん。
収納袋に入れた状態の重量は約4.4kgで、片手で持てるサイズになります。コットと一緒に持ち運びがしやすく携帯性にとても優れています。
なお、テントコットとあわせて使うコットやキャンプマットも同じくらいの収納サイズでそろえておけば、ツーリングキャンプ用に荷造りするときも、荷台に固定しやすいメリットもあります。
なお、WAQのコットとキャンプマットでそろえると、荷台にまとめやすいサイズ感になりますよ。
このようにWAQのテントコット「WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テント」は、身軽なミニマムキャンプや自由気ままなソロキャンプを楽しみたい方におすすめです。使ってみたいと思った方は、この機会にWAQ公式ストアで商品詳細をご覧ください。
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テントコットと相性のよいキャンプスタイル
テントコットが大活躍するキャンプスタイルは、ソロキャンプとツーリングキャンプです。
どのような点で相性がよいのかをくわしくみていきましょう。
ソロキャンプ
テントコットはソロキャンプに向いているテントです。その理由は、前述したように常時車に積んで置けるほどコンパクトサイズになるからです。
例えば、車のトランクにテントコットを準備しておけば、いつでも気が向いたときにササっとソロキャンプに出発できます。
1人で自由気ままにキャンプに出かけるスタイルにぴったりといえるでしょう。
ツーリングキャンプ
テントコットは軽量かつコンパクトサイズで場所をとらないため、ツーリングキャンプとの相性も抜群です。
今回の撮影で使用した「WAQ ASTRA CT 2WAYコット専用テント」は重さ4.4kgで、バイクの荷台に積載できるサイズ感になります。気軽に持ち運べるのでツーリングキャンプのよき相棒となりますよ。
手軽にキャンプに出かけたいならテントコットが◎
テントコットは設営や撤収が楽ちんで、キャンプを始めたばかりの初心者にも扱いやすいテントです。とくにソロキャンプ・ツーリングキャンプをメインに楽しんでいるキャンパーにおすすめ。高床式のテントコットは、さまざまなキャンプシーンに対応できるので、頼もしい味方になること間違いありません。
選ぶときのポイントである「前室が作れる」「フライシートが地面まで届く」「軽量でコンパクト」をしっかり押さえたうえで、自分にぴったりのテントコットを見つけましょう。
今回紹介したWAQのASTRA CT 2WAYコット専用テントは、「前室が作れる」「フライシートが地面まで届く」「軽量でコンパクト」と機能面にも携帯性にも優れたアイテムです。ご興味のある方は、ぜひこの機会に公式ストアで詳細をご覧ください。