ヘキサタープを車に連結してカーサイドタープとして利用する3つの方法【完全図解】

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車中泊キャンプやデイキャンプでは、日よけ&雨よけとして使えるカーサイドタープを取り入れるとより快適に過ごせます。

カーサイドタープには車に連結する専用タープ以外にも、通常のキャンプで使用するヘキサタープやレクタタープなどの活用も可能です。

本記事では、ヘキサタープと車を連結する3つの方法を画像つきで紹介します。

ヘキサタープを活用して快適なキャンプライフを楽しみたい方はどうぞ最後までお付き合いください。

なお、WAQでは火の粉や雨にも強いTC素材を使用したヘキサタープを販売しています。

ポール・ロープ・ペグなど、設営に必要な部品が付いてくるオールインワンタイプなので、部品を買い足さずにすぐ設営できます。

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目次

ヘキサタープと車を連結させるにはコツがいる

ヘキサタープは、それぞれの辺がゆるやかなカーブを描いています。そのため、車に沿ってヘキサタープを張ったとしても隙間ができやすいです。

車の横にタープを設置している画像

また、通常の張り方だとポールやロープが邪魔になってしまい、車にピッタリと寄り添わせて張るのも難しいです。

このため、ヘキサタープと車を隙間なく連結させたい場合は、一工夫する必要があります。

なお、車にタープを直接くっつける場合は、設置後に車を動かすことができません。必要な買い出しなどをすべて済ませて、停車位置をしっかりと見極めたうえで連結するように注意してください

ヘキサタープと車を連結するメリット

ヘキサタープと車を連結するメリット

ヘキサタープは、レクタタープと比べると少ない本数のポールで設営できます。

ヘキサタープの設営に必要なポールの数は最低2本です。このうちの1本を車に置き換えれば、日差しや雨に負けない快適なリビング空間を十分に作り出せます。

レクタタープに比べると、設営にかかる工数が少なく済むのは大きなメリットです。

また、ポールの本数やロープの長さを調節することで、日差しや雨が降る方向にも柔軟に対応できます。

レクタタープなど、ヘキサタープ以外のタープの種類や特徴については、以下の記事も参考にしてください。

>>タープとは?初心者でもわかるテントとの違いや選び方のポイント

ヘキサタープを車に連結する3つの方法

ヘキサタープを車に連結する方法

今回は、次の3つの方法を紹介します。

  • 方法1 車を「重し」として使う
  • 方法2 取り付け用金具で固定する
  • 方法3 小川張りで張る

なお、今回の撮影ではWAQの「 HEXATARP TC(Mサイズ)」を使用しています。

TC素材なので焚き火の火の粉や水にも強く、使い勝手のよいタープです。

各頂点にグロメットとループを配置しており「アレンジしやすい」と好評いただいてます!

気になる方は、この機会に公式ストアでチェックしてみてください。

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方法1 車を「重し」として使う

車に直接ロープを張りタープを設置している画像

車に直接ロープを張り巡らせて、車自体を「重し」として利用して連結する方法を紹介します。

かなり強引な力技ですが、もっとも手軽な方法ともいえます。

車を「重し」として使うメリット

車を重しとする方法は、特別な道具を必要としません。ただし、車のサイズなどによっては長めのロープが必要です。

とはいえ、キャンプにいく場合は長めのロープを1本用意しておくと便利ですので、この機会にそろえておくことをおすすめします。

また、車の横でも後ろでも、張る場所を選ばないというのもメリットです。

車を「重し」として使うデメリット

直接車にロープを張り巡らすため、車に傷が付く可能性があります。

車のルーフにキャリアなどを取り付けているのであれば、そこへ連結させることで車体に傷がついてしまうのを防げます。

車を「重し」として利用する際のポイント

自在金具と車の間にタオルを挟んでいる画像

この張り方をするときは、車に傷がつかないように自在金具がこすれる部分にタオルなどをはさむなど、工夫しておくことをおすすめします。

また、車の横や後ろなど、車のどの部分に張るかによって、ロープを結ぶ最適な場所も変わります。できるかぎり車にダメージを与えない場所を選ぶように注意してください。

車を「重し」として使う張り方の手順

では、実際の張り方を詳しく解説します。

まずは、停めた車の位置に合わせて、適切な位置にあたりをつけます。少し近いぐらいがちょうどよいです。その次に、片側のポールを立てます。

このとき、車体側のサイドロープもある程度固定しておきましょう。風にあおられずに作業ができて便利です。

次に、通常ならセンターポールを連結するグロメットに、2本または二股のロープを結びます。

グロメットに二股のロープを結んでいる画像

グロメットに結びつけたロープは、車の天井を通り越して反対側まで伸ばしてください。

車ロープをの天井を通り越して反対側まで伸ばしている画像

ロープの先に自在金具を取り付けているようであれば、いったん結び目をほどいておきましょう。

ロープを結びつける前のタイヤの画像

伸ばしたロープを固定するために、今回はタイヤに結びつける方法を選びました。

ロープを安全に固定できそうな場所であれば、車体のどこに結びつけてもOKです。ご自身の車にあわせて選んでいただいて問題ありません。

タイヤにロープを結びつけている画像

タイヤの下側からロープを回し、再び自在金具を取り付けます。

ロープが結ばれているタイヤの画像

タイヤの場合は、ゴムの摩擦力も手伝って、少々の力がかかってもほぼ問題なさそうでした。

同様に前輪にもロープを固定して、2本のロープがしっかりと張れていることを確認してください。

前後のタイヤにロープが結ばれている画像

車の正面からみた画像です。ワイパーなど、壊れやすい部品とロープが干渉していないことをしっかり確認しておきます。

ロープを結びつけた車の正面からの画像

こちらは反対側の接合部分の画像です。

タイヤにロープを結びつけた車のタープ側の画像

少し隙間があいていますが、反対側のセンターポール位置を少し調整すれば、もう少し車側に寄せることも可能です。

今回は、サブポールを立てて有効スペースと居住性を確保してみました。下の画像は、助手席のドアを開けてみたところです。

車の助手席側のドアを開けた画像

今回使用したのはツードア車ですが、4ドア車やミニバンやワンボックスカーのようなスライドドアの車なら、荷物の積み下ろしや車内への乗り降りもラクにできそうです。

こちらが全体像です。

助手席のドアを開けた状態の全体図

この方法は、車の位置を決めてしまうと調整が難しいことや、車へのダメージが少々気になるのは難点です。そのため、車を重しとして使う場合は、車の位置をしっかり見極めた上で、車体にダメージを与えないよう十分気をつけてください

方法2 取り付け用金具を使う

続いて、取り付け用金具を使う方法を紹介します。今回は、車のルーフにフックを取り付けて連結する方法を選びました。

取り付け用フックには、主に次の2パターンあります。

  • 強力な磁石を利用したもの
  • 吸盤式のもの

強力な磁石のものは、取り付けのときにバチンと勢いよくくっついてルーフが傷つく可能性があるため候補から外しました。

そこで選んだのが、吸盤式の取り付け用金具です。

タープ用吸盤フック

これは、タープを車に連結するための専用品として作られた、吸盤式の取付金具です。

三叉部分のネジを回すと内部の圧力があがって強力にくっつきます。

今回はアウトドアメーカーの専用品を購入したため、このワンセットで約1,500円でした。ホームセンターなどでも同様の商品は販売されているため、そうしたものを利用すればもう少し安く上げられるかもしれません。

なお、下記の画像のような専用金具を車のサイドに雨どい(レインモール)に取り付ける方法もあります。

キャプテンスタッグの画像
画像引用元:Amazon

しかし、こちらの固定金具は隙間なく張れるレクタタープに限り有効です。ヘキサタープの場合だと、どうしても隙間があいてしまうので、気になる方は今回のフックを取り付ける方法をおすすめします。

取り付け用金具を使うメリット

ネジを回すだけで取り付けられるので、手軽に利用できるのはメリットです。

天井だけでなくボンネットや窓ガラスなど、どこでも好きなところに取り付けられるので、タープの大きさに合わせたり、好きな場所への取り付けもかんたんです。

取り付け用金具を使うデメリット

強力な結合力を持っているとはいっても、非常に強い風でタープがあおられると、フックが根元から外れてしまうことも考えられます。

そうなると金属製の自在金具をつけたロープで怪我をしたり、最悪の場合、地面に打ち込んだペグが飛ばされるかもしれません。

そうした安全性の面で考えれば、少々不安な方法であるのは事実です。

ただし、タープとはそもそも数あるキャンプ道具のなかで、風に弱い道具の1つともいえます。安全面を考えると、吸盤式フックが外れるぐらいの強風時は、そもそもタープ設営自体をあきらめたほうがよいです。

取り付け用金具を使う張り方のポイント

吸盤式の取付金具を使う場合は、フックを使ってヘキサタープの頂点(通常ポールと連結するグロメット)を車のルーフに固定します。

フックを固定する位置を少し奥のほうにすることで、車との間に隙間を作らずに連結できます。

取り付け用金具を使う張り方の手順

まずは、車とタープの位置を決めて、車と反対側のタープポールを固定して設置します。

車の横にタープポールを固定している画像

タープをしっかりと張り、フックを固定する位置を決めてください。

吸盤フックの画像

車のルーフが汚れていると吸盤をしっかりと固定できません。吸盤本体と接地面のルーフを拭いて、ホコリや汚れをしっかり落としましょう。

吸盤と接地面を拭く様子

汚れを取ったら、決めた位置に吸盤を置きます。

ネジの頭が上に飛び出さないよう、三叉のパーツが一番上にくるように調整してください。

これ以上は回らないというところまで、しっかりとネジをしめ、吸盤自体が動かないようしっかりと固定します。

吸盤がしっかりと固定できたら、三叉パーツにフックを取り付け、タープのグロメットを取り付けます。

固定した吸盤にグロメットを取り付けた画像

もう片方のグロメットを取り付ける吸盤フックの場所を決め、1つ目と同様の手順で固定したら、しっかりとタープの2ヶ所を固定してください。

車の2箇所に吸盤を固定している画像

ヘキサタープ周囲のロープを固定すれば完成です。

タープを張った様子

内側からの様子です。

タープの内側からの画像

しっかりとカーサイドタープの役割を果たしています。

タープの外側からの画像

キャンプ用のチェアを置いてみましたが、ソロキャンプのリビングとしては、十分にくつろいで過ごせるスペースがありそうです。

タープの中にキャンプチェアを置いた画像

なお、取り付けたフックを力強く引っ張ってみたところ、「スッ」とズレてしまいました。

吸盤を動かしている様子

フックのパッケージを確認すると、2つを一組にしてタープのグロメット1ヶ所を固定するように記載がありました。

フックの案内の画像

1つのタープのうち、2ヶ所のグロメットを2つずつのフックで固定するのであれば、それなりの強度がありそうです。

ただし、少しでも風の強い日は、強度に対して少々不安を覚えました。そんなときは、次で紹介する小川張り方式をおすすめします。

方法3 小川張りで連結させる

小川張りの画像

小川張りは、ロープや専用テープを利用して、タープの一部をテントにかぶせるように張る方法です。

車と直接連結させる方法ではありませんが、ヘキサタープをカーサイドタープとして利用する場合には、有効な方法です。

小川張りで連結させるメリット

タープと車を直接連結していない小川張りの方法では、ロープの調整次第でタープを張ったままでも車を動かせます。

また、車にロープや金具を取り付けないので、車体に傷をつけることもありません。

小川張りで連結させるデメリット

小川張りのデメリットは、タープを支えるためのポールと距離があいてしまうので、風の影響を受けやすいことです。

また、ハイルーフのワンボックスカーなど車高の高い車と、小さめのタープの組み合わせだとポールよりも車のほうが高いことも考えられます。その場合には、小川張りができない可能性もあります。

今回撮影で使用したWAQ「 HEXATARP TC(Mサイズ)」のメインポールの高さは2mです。車高は1.75mだったため設営は可能でしたが、もう少し高い車だと難しいかもしれません。

小川張りには、タープと片側のポールの間をつなぐ丈夫な専用テープ、もしくはロープが別途必要なることと、張り方に多少のなれが必要なこともデメリットといえます。

なお、WAQ の「HEXATARP TC」には、小川張りにも活用できる専用テープがついています。

ハンガーテープ

車との連結のほかに、小川張りも試してみたい方は、ぜひこの機会に公式ストアをチェックしてみてください。

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小川張りで連結させる際のポイント

小川張りは、ヘキサタープの片側ポールをタープから離れた場所に設置します。

設営にはちょっとしたコツがいるため、慣れないうちはうまく張れないかもしれません。うまく設営できるか不安な場合は、あらかじめ小川張りの張り方を練習しておくとよいでしょう。

小川張りの手順と設営のコツに関しては、次の記事で画像付きで解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

>>ワンポールテントとタープで小川張り|張り方を画像付きで解説!

小川張りで連結させる張り方の手順

小川張りにはちょっとしたコツがあるとはいえ、慣れてしまえばかんたんに設置できます。

まずは、タープと車の位置を決めます。

タープ片側が少し車にかかるような位置に配置して、片方のポールを先に立てておきましょう。

次に、車側のタープのグロメットにテープを取り付けます。

グロメットにテープを取り付けている画像

今回使用したWAQの「 HEXATARP TC」には、ワンタッチ式のアタッチメントがついているため、かんたんかつ安全に取り付けできました。

次は、タープと反対側の車のそばに、車と接しない程度の位置にポールを立てる準備をします。

車の側にポールを立てる寝かせている画像

ポールの位置が決まったら、ロープの位置も決めて、ペグでしっかりと止めておきましょう。

ポールの側にロープをペグで固定している画像

テープを反対側に垂らします。

車の反対側にロープを垂らしている画像

ポールを立ててテープと連結させたあと、長さを調節します。さらに、ポールを支えるロープの長さを調整して、張りを整えてください。

車側のポールを立てた画像

完全に張れた状態を、車側からみてみました。

タープを張った状態の車側からの画像

全体像はこのような感じです。

タープを張った状態の全体画像

車サイドのタープの角をサブポールで立ち上げれば、さらに広いリビングが確保できて、居住性もアップします。

車側のタープをサブポールで立てた様子

日差しや雨の方向などにあわせて、ちょうどよい向きに調整してください。

今回の撮影で使用したWAQのヘキサタープのおすすめポイント・他社商品との比較・みんなの口コミなどは、以下の記事で詳しく紹介しています。

「WAQのヘキサタープが気になる」「どんなタープなのかもっと知りたい!」という方は、ぜひご覧ください。

>>WAQ「HEXATARP TC」の特徴|おすすめする7つの理由とレビュー紹介

ヘキサタープと車を連結する際の注意点

タープの天敵はなんといっても「風」です。

撮影時もそれなりの強風がふいていました。

風でタープが煽られる様子

このぐらい風であおられるようなときは、ヘキサタープと車の連結は避けたほうが無難でしょう。

少しでも危険を感じたら撤収するのは、安全で快適なキャンプを楽しむために、覚えておかなければなりません。

また、強い雨が降るなどタープに大きな負荷がかかる天候の日にも、絶対に使用しないでください

通常時においても、連結部分の固定をしっかりと確認し、設置後の安全確認は必ずおこないましょう。

ヘキサタープと車を連結させて快適なキャンプをしよう!

ヘキサタープと車を連結する方法は、以下の3つです。

  • 車を「重し」として使う
  • 取り付け用金具を使う
  • 小川張りで張る

それぞれのメリットとデメリットを理解したうえでおこなうようにしてください。しっかりとロープで固定できているかなど、設置後の安全確認も怠らないようにしましょう。

また、強風や雨など危険を感じるような天候のときは、車との連結を諦めることも肝心です。ヘキサタープを活用して、楽しく快適なキャンプライフを送りましょう。

以下の記事では、ヘキサタープの張り方&アレンジ張り・タープ設営に必要なロープの長さなどをまとめています。タープについての情報をまとめて知りたい方は、ぜひこちらもあわせてご一読ください。

>>キャンプにおすすめのタープ|種類・選び方・必要性などまとめて一気に解説!

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