キャンプで大活躍するスキレットとは?特徴・使い方・手入れのポイント

フライパン
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「スキレット」は、キャンプシーンで大活躍の超万能アイテム。
キャンプだけでなく、おしゃれなカフェやグランピング施設で出される料理にも使われています。

こちらの記事では、

  • スキレットってどんな道具?
  • どのような用途で使えるのか
  • 使う前に必要な作業「シーズニング」について
  • 使うときの注意点

などをまとめています。

スキレットが1つあるだけで、ワンランク上の美味しいキャンプ料理がかんたんに作れます。
おまけにキャンプ感のあるおしゃれな雰囲気感も楽しめますよ!

「普通のフライパンとどう違うのか知りたい」「これからスキレットを使ってみたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

スキレットは鋳鉄製の小さなフライパン

スキレット

スキレットは、かんたんにいうと「ずっしりした重みの小さなフライパン」。
鍋部分から持ち手部分のすべてに鋳鉄(ちゅうてつ)が使われているため、家庭用のフライパンと違い、分厚くて硬く頑丈な作りであることが特徴です。

日本の伝統工芸品である南部鉄器も、スキレットと同じ鋳鉄製です。

南部鉄器のやかん

スキレットの形状は、

  • 四角
  • 円形
  • だ円形

などバリエーション豊かです。
サイズも豊富にあり、1〜2人用にちょうどいいミニサイズから、ファミリーやパーティー向きの大きさまであります。

スキレットの利点や便利な使い方

では次に、なぜスキレットが人気なのか、スキレットの魅力についてご紹介します。

バツグンの熱制御力で肉が美味しくなる!

お肉とスキレット
スキレットは鋳鉄(ちゅうてつ)製のため「蓄熱性」に優れています。
そのため、他の調理器具と比較して温度のムラが少ないのが特徴です。

一度あたたまると長時間熱を保てるため、肉や野菜など素材のおいしさを内側からしっかり引き出します。
安いお肉でも、柔らかくジューシーに仕上げることも可能!
余熱で長時間調理したいときにも威力を発揮します。 

圧力鍋のような調理ができる!蒸し料理・煮込み料理もOK

蓋付きのスキレット
同じ鋳鉄製で作られたフタも販売されています。
重たいフタをかぶせて上から圧力をかけることで、火の通りにくい硬い食材も、中までしっかり柔らかくできます。

フタも一緒に使うことで、

  • 煮込み料理
  • 蒸し焼き
  • 蒸し料理
  • 無水調理
  • 無油調理

など、作れる料理のバリエーションが増えます。

フタをして上下から加熱することによって、オーブンを使って作るようなグリル料理もおいしく調理できます。
スキレットが1つあれば、キャンプ料理を完結させることも可能といっても過言ではないでしょう。

スキレットの中には、厚底タイプの煮込み料理向きスキレットも販売されています。
またフタでなくても、ちょうど合うサイズのスキレットが2つあれば、一方のスキレットをフタ代わりに使うこともできます!
自分の目的や好みに合わせて選んでみてください。

デザイン性バツグン!アウトドアシーンにピッタリ

スキレットはなんといってもゴツゴツした無骨なデザインがクールで魅力的。
山や海など、アウトドアシーンとピッタリマッチします。
大自然の中でスキレットを使ってベ目玉焼きやベーコンを焼くと、まるでジブリアニメの世界にいるような感覚が味わえますよ。

焚火に直置きもできる

スキレットで調理している様子

鋳鉄製のスキレットは非常に丈夫であり、ダッチオーブンのように焚火に直置きもできます。
普通のフライパンや鍋を焚き火に直置きすると鍋底が焦げつきますが、スキレットならへっちゃら。

バーナーやコンロでは味わえない焚火を使ったワイルドな料理が楽しめるため、究極のアウトドアを体験できます。
ウインナーやベーコンをのせて焚火に突っ込んで焼くだけでもかなり楽しめますよ。

もちろん自宅でも利用可能

スキレットに盛られたチーズハンバーグ
スキレットは自宅で料理するときにも使えます。
販売されているスキレットのなかにはIH対応のものも多く、利用シーンをほとんど選びません。

ハンバーグやアヒージョなど、スキレットで調理したものをそのまま食卓に置くこともできます。
いつものおうち料理がおしゃれになり、おまけに保温性もあるため料理がすぐに冷めてしまうといったこともありません。

ソロキャンプとの相性抜群

アウトドアショップをはじめニトリや100均などでも、5〜6インチのおひとり様サイズのスキレットはたくさん販売されています。
ソロキャンプで調理してそのまま食べるにはもってこいのアイテム。1人で楽しむソロキャンプのお供アイテムとしておすすめです。

スキレットはどこで購入できる?

キャンプでの食卓

スキレットは主に、

  • アウトドア用品店
  • ニトリやイケアなどの家具量販店
  • ダイソーなどの100円ショップ

などで販売されています。

アウトドア用品店などで販売されているものは、LODGE(ロッジ)・CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)・スケーター・LOGOS(ロゴス)・snow peak(スノーピーク) などがあげられます。

ニトリで販売されているスキレットは「ニトスキ」と名称がつけられるほどの人気アイテム。
ほかにも家具量販店が売り出しているスキレットは、アウトドアメーカーに負けず劣らずの品質で、コストパフォーマンスにも優れています。

100円ショップ

また、100円ショップのスキレット(100スキ)のクオリティもなかなかのもの。
家具量販店や100均で販売されているスキレットを数年数または十年単位で使い続けるのは難しいかもしれません。
しかし、エントリーモデルとしては十分な品質なため、初めてスキレットを試してみたい人におすすめです。

購入後にはシーズニングをしよう!

スキレットで野菜を炒める

基本的に鋳鉄製の調理器具はそのままでは使えず、使用前には「シーズニング」という作業が必須です。

シーズニング不要として販売されているLODGE社製のような製品もあります。
しかし、シーズニング不要とされているスキレットでも使ったあとは毎回シーズニングをしなければいけません

シーズニングはスキレットを長持ちさせるために欠かせない作業のため、しっかり覚えておきましょう。

今回は、自宅でもやりやすい「使い始めに行うシーズニング方法」をご紹介します!

シーズニングで準備するもの

シーズニングするために必要なアイテムは次のものです。

【準備するもの】

  • スキレット
  • 台所用中性洗剤
  • タワシ(なければスポンジでもOK)
  • 食用油(サラダ油やオリーブオイルでOK)
  • クズ野菜(香りの強い野菜がおすすめ)
  • 鍋つかみ
  • キッチンペーパー

家にあるものでかんたんにできます。
作業する前に集めておきましょう!

シーズニング作業は、次の手順で進めていきます。

  1. スキレットをよく洗う
  2. 残ったワックスを焼き切る
  3. 油を塗ってクズ野菜で炒める
  4. 仕上げに油を塗る

それでは各手順を解説していきます。

手順1.スキレットを洗剤とタワシでよく洗う

スキレットは出荷時にサビつき防止のワックスが塗布されていることがほとんどです。
台所用の中性洗剤とタワシを使って、サビつき防止ワックスをしっかりと落とします。
水で流したあとは、水を拭き取りましょう。

中性洗剤を使うのは初回のシーズニングのみです。2回目以降のシーズニングでは、洗剤を使用しないため注意しましょう。

手順2.残ったワックスを焼き切る

次は、スキレットを火にかけて空焚きします。
火にかけてからしばらくすると、洗剤で落ちきらなかったワックスが気化して、白い煙が上がってきます。
煙が完全に出なくなるまで火にかけ続け、製品自体が黒くなってきたら火からおろしましょう。

次に、スキレットに食用油をいれて、キッチンペーパーで全体に塗り広げていきます。
裏面も忘れずにすべて塗り込んでいきましょう。
このとき持ち手はかなり熱くなっているため、鍋つかみを使うことを忘れずに!

  1. 油を塗りこむ
  2. 煙がでつまで焼き切る

この作業を3〜4回繰り返しましょう。

手順3.油を塗ってクズ野菜を炒める

続いて、スキレットに油を塗ってクズ野菜を炒めます
鉄のニオイ消しのために、香りの強い野菜(ネギ・セロリ・ショウガ・人参・たまねぎ)などを炒めます。
用意するクズ野菜は、皮や切れ端などでOK。 クズ野菜に焦げ目がつくくらい炒めていきます。

シーズニングで使った野菜は、もったいないですが食べないようにしましょう。調理で余ったクズ野菜を使うのがオススメです。

手順4.仕上げに油を塗る

野菜を炒め終わったらスキレットから取り出し、スキレットが冷め切らないうちに、まんべんなく油を薄く塗ります。
サビ防止のために、フチ部分や持ち手部分も忘れずに塗りましょう。

以上!
上記の工程が「購入したスキレットを使う前に行う、初回のシーズニング」です。
初回以降、スキレットで料理をしたあとのお手入れ方法は次のとおりです。

初回以降のシーズニング手順
  • 水とたわしで汚れを落とす
  • 火にかけて焼き切る
  • 油を塗る

という手順です。
なお、中性洗剤を使うのは、使い始めのシーズニングのみです。
スキレットに限らず鋳鉄製品は、使い込むごと油を染み込ませて徐々に使いやすくさせるため、洗剤は使いません。
初回以降のお手入れには、洗剤を使わないよう注意しましょう!

スキレットを使うときの注意点

持ち手も熱くなるためヤケドに注意

絆創膏とテーピング

スキレットは本体だけでなく持ち手も鋳鉄製です。
そのため使用中や使用後は、持ち手部分もアツアツの状態となりるため、ヤケドには十分注意しましょう!
熱したスキレットを素手で持ち上げたり動かしたりすると危険です。

持ち手部分を触るときには必ずハンドルカバーなどを使うことをおすすめします。
スキレット専用のハンドルカバーを購入しておくと便利。お手製のオリジナルのハンドルカバーを作るのも楽しいですよ。

注意しておきたいのは、通常の軍手はNGということです。
安物の軍手に断熱性能はほぼないため、ヤケドを防ぐことはできません。
調理や焚き火など火を扱うキャンプではヤケドなどの怪我はつきもののため、しっかり準備していきましょう。

手入れを怠るのはNG!シーズニングは毎回すること

油を塗ったスキレット
スキレットはサビを防ぐためのコーティングがされていません。
そのため、サビを防いでスキレットを長く愛用するためにも、油を馴染ませるシーズニング作業は必須です。

お手入れを怠ると、サビだらけにしてしまう可能性も……。
最初のうちは手間がかかりますが、慣れてくるとササっとかんたんにできるようになります。
お手入れするうちに愛着が湧いてきて、スキレットを育てる楽しみも出てくるはず。

急に冷やすのはNG!粗熱をとってから洗う

スキレットは蓄熱性が高いため、使用後はかなりの高温になります。
急激な温度変化に弱いため、アツアツ状態のスキレットを冷水などで急に冷やすと、ヒビが入ったり割れたりする恐れがあります。
使用後は、必ず粗熱を取って冷ましてからお手入れするよう気をつけてください。

さいごに

スキレットで炒め料理

以上、スキレットの特徴や魅力、シーズニングのやり方についてご紹介しました。
スキレットは、キャンプだけでなくお家でも使える万能調理器具の1つです。
手をかけてスキレットを育てていく楽しみにハマる人も多いもの。ぜひ「マイスキレット」を一台手に入れて愛用してみてください。

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