はしやフォークなどのカトラリの中には、登山やキャンプでの利用に特化したアイテムが数多く出回っています。
今回はそんなアウトドア向けカトラリ製品の中でも最近人気を博しているシリコン製のカトラリをご紹介したいと思います。
この記事を読んで、シリコン製カトラリの魅力にはまってしまうかも?
そもそも、シリコンってなに?
シリコンは合成素材の仲間のひとつであり、柔らかく、適度に曲げ伸ばしできることが特徴です。
柔らかいため口に入れたりするカトラリ製品との相性がよく、
各メーカーがさまざまなシリコンカトラリを製造販売しています。
シリコン製のカトラリはすくう部分がシリコン素材でできていて、持ち手が金属素材でできている、という形ものがメジャーです。
シリコン製カトラリのいいところ
では、シリコン製カトラリの利点、メリットは一体なんなのでしょうか?一つずつみてみましょう。
繰り返し使用可能なので便利
キャンプシーンで割り箸や使い捨てのプラスチック製のカトラリを利用するキャンパーもいます。
しかし、この手の使い捨てアイテムは便利な反面かさばりやすく、また環境面でもあまり好ましくはありません。
シリコン製カトラリは洗えば何度でも利用できるので、ひとつ持っておけば何度でも利用可能です。
コンパクトに収納できる
シリコン製カトラリのいいところはなんといっても、軽量かつコンパクトに収納できる、という点です。
特に、どうしても荷物がかさばりがちなキャンプや登山で大活躍します。
金属製のカトラリはガチャガチャとかさばりやすく、何かと面倒ですが、
シリコン製のカトラリであればそんなことはありません。
折りたたんで収納すれば胸ポケットに軽く収まるくらいのコンパクトサイズになります。
ケースがついていることがほとんどなので、使用済のものでもケースにしまえば衛生的に持ち運びができます。
耐久性がかなり高い
シリコンという素材自体非常に耐久性が高く、そのため同じカトラリを数年単位で繰り返し長く利用できます。
たとえ製品自体の値段が高くても、長期的に見れば使い捨ての割り箸やスプーンなどを使うよりもお得になります。
嫌な金属音がしない
一般家庭で使うような皿や茶わんであれば金属のスプーンやフォークをカチカチこすってもそこまでいやな音はしません。
しかし、キャンプで多用するクッカーや金属製の皿などは、底に触れるたびに「カチカチ音」がしてしまい、イライラの種になります。
シリコンは柔らかく底をたたく音が発生しないので、かなり快適です。
また、金属に金属を当てると底に傷がついてしまいますが、シリコンであればその心配もありません。
意外なメリット、汁物をきれいにすくいやすい
上で説明したようにシリコンのカトラリは適度に柔らかいので、
食器に密着しやすくカレーやシチューなどの汁物を金属製のスプーンよりもすくいやすくなっています。
キャンプ場での皿洗いは結構面倒なのですが、シリコンカトラリを使えば食べ残しをせずきれいに食べることができます。
体験してみるとわかるのですが、この「食器洗いの手間が省ける」というのはかなりのメリットです。
アウトドア用品店や100円ショップに置いてある
シリコンカトラリはアウトドア用品店のクッカーやカップがあるコーナーに置いてあります。
Amazonなどの通販サイトでも数多くの製品が販売されているので「シリコン カトラリ アウトドア」などといった検索ワードで調べてみることがおすすめです。
また、シリコン製のアイテムは100円ショップなどのディスカウントストアでも購入することができます。
こちらはアウトドア用品店で販売されているものよりも段違いに安く 、コスパ重視で買い物をしたい人にはおすすめできます。
リュックに忍ばせて登山中に使う、ということもできる
シリコン製カトラリのおすすめの使い方は、携帯電話のようにリュックに忍ばせて、登山などのアクティビティ中に使用することです。
山頂や山小屋でご飯を炊き食事をするというシーンは結構あるのですが、
このようなシーンでシリコン製カトラリが大活躍します。
洗いものができない場所でも食べかすを残さずに食べることが可能であり、メリットが多いです。
無視できないデメリットもある
残念ながら、シリコン製のカトラリは万能というわけではなく、無視できないデメリットも存在します。
たとえば、シリコンは柔らかいため、カチカチに固まったアイスクリームなど、硬い食材との相性はいまいちです。
金属製のスプーンであれば簡単にすくえそうなものがすくえない、という事態もかなり発生するので、注意が必要です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。登山やキャンプをする人ならひとつは持っておきたい、シリコン製のカトラリ製品について今回はご紹介しました。
様々なラインナップのものが利用できるので、アウトドア用品店や通販サイトで吟味して、ベストなアイテムを見つけてみてください。