パップテントとは?メリット・デメリットや人気の理由、選び方のポイント

パップテントとは?
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パップテントは、一般的なテントにはない無骨なデザインが魅力。軍幕テントとも呼ばれ、ソロキャンパーを中心に話題を集めています。

その一方で「パップテントってどんなテント?」「一般的なドームテントとどう違うの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

こちらでは、

  • パップテントの概要
  • パップテントのメリット、デメリット
  • パップテントを選ぶときの注意点
  • パップテントの張り方

をご紹介します。

目次

パップテントとは?魅力や人気の理由を紹介

軍人とテント

パップテントは、軍人が野営で使用するため設計された軍用テント(軍幕テント)のことをいいます。「シェルターハーフ」や「ハーフテント」と呼ばれることも。

ミリタリーものならではの武骨な雰囲気が野営感を演出してくれるため、ブッシュクラフトキャンプやソロキャンプで使用するテントとして人気を集めています。

市販されている本物のパップテントは、基本的に中古品です。ミリタリーショップのほか、オークションサイトなどで購入できます。

アウトドアブランドからはパップテント風も販売されている

パップテント

複数のアウトドアブランドが、人気の高まりを受けてパップテントの特徴を受け継いだパップテント風のテントを発売しているため、一般的なアウトドア用品店や通販で購入することが可能です。

一般消費者の使用を想定しているため、本物のパップテントよりも機能性が高い傾向にあります。

薪ストーブを使用できるものやベンチレーターを搭載しているものなど、機能面も充実させたモデルも多数あります。

パップテントのメリット

パップテントには、さまざまなメリットがあります。

主なメリットは次の通りです。

それでは詳しく解説していきます。

設営のバリエーションが豊富

フルクローズのパップテント
出典元:FIELDOOR(フィールドア)

パップテントの構造は非常にシンプル。組み合わせ次第で、設営の際にさまざまなアレンジができます。

たとえば、フルオープンにして幕の下で焚火を楽しむことやフルクローズにして風雨をしのぐことなどが可能です。あるいは、片面の幕を跳ね上げてタープテントのようにすることもできます。

張り方のバリエーションが多い点は、パップテントの魅力です。

シンプル設計で収納・撤収・持ち運びがかんたん

パップテントはコンパクトに収納できる
出典元:DOD(ディーオーディー)

パップテントは設営と撤収がかんたんなところも魅力です。キャンプ初心者であっても使いやすいといえるでしょう。

本来のパップテントは軍用であり、1~2名で使用します。

兵士が野営するときに使用するため、実用性を重視してシンプルかつコンパクトな作りになっています。したがって、誰でも手軽に持ち運べます。

野営っぽさを楽しむために、キャンプサイト周辺に落ちている木の枝をポールの代わり活用するのもあり。現地で調達すれば荷物を減らせます。

タープなしでも開放感たっぷり

パップテント片面をはね上げると開放感がある
パップテントは開放感がある

パップテントは、片面を跳ね上げると前室としても使えます。そのためわざわざタープを持っていかずとも、日差しや雨を防ぎ、開放感のある空間を実現できます。

解放感を味わえる点も、パップテントを選ぶメリットといえるでしょう。

ミリタリー調で無骨なかっこいいデザインが多い

ミリタリー

無骨なデザインもパップテントの魅力です。

軍用テントであるため、無駄な装飾がないため、一般的なテントとは異なる美しさを感じられます。

使い込むほどに味わいが増す点もポイント。中古品は購入当初からヴィンテージ感を楽しめます。

状態の良いパップテントを購入して、使用を重ねるごとにエイジングを楽しむのもおすすめ。

ヴィンテージ感あふれるパップテントと焚火の組み合わせは非常におしゃれです。

パップテントのデメリット

パップテントには、気を付けておきたいデメリットもあります。

一般的なテントと同じ感覚で購入すると、使いにくいと感じる恐れがあります。購入前に、以下のデメリットを確認しておきましょう。

それでは詳しく解説していきます。

グランドシート・インナーテントなしの場合は寝るときに工夫が必要

パップテント内は地面が剥き出しになる
出典元:FIELDOOR(フィールドア)

繰り返しになりますが、パップテントは軍用テントです。グランドシートやインナーテントなどは付属していません。

パップテント風のテントも、野営の不便さを楽しむ目的でこれらを付属していないケースがあります

グランドシートやインナーテントが付属していないと、テント内の地面はむき出しになります。

そのため快適性や居住性を高めたい場合は、グランドシートを用意したりコット(簡易ベッド)を使用したりするなど、工夫が必要です。

虫よけ対策が必要

蚊帳
出典元:ハテナ堂

インナーテントやメッシュテントがないままだと、テントの中と外を遮るものがなく、地面も剥き出しの状態に。

特別な対策をせず夏場に使用すると、テント内に虫が入ってくることも。蚊・アブ・ムカデなどの虫が侵入してきて、ゆっくり休めない、などが考えられます。

インナーテントやメッシュテントが付いていない場合は、別で購入して用意したり、虫よけスプレーを使用したりなどの対策が必要です。

パップテントはこんな人におすすめ

パップテントは、無骨なおしゃれを重視したい人におすすめです。武骨なヴィンテージ感は唯一無二。一般的なテントで楽しめない風情も感じられるはず。

また、野営の不便さを楽しみたい人にもおすすめ

ムダを徹底的に省いているため、一般的なテントよりも機能性は劣ります。しかし、シンプルなつくりであるため、自分なりに工夫する余地がたくさんあります。

たとえば、拾った枝でパップテントの片面を跳ね上げて居住空間を広げるなどが可能です。自然と格闘したい人にとっては最高のテントになるでしょう。

一方、機能面も重視したい方は、パップテント風のモデルを選ぶのもおすすめです。

パップテントを選ぶポイント6つ

パップテントを選ぶときにチェックしたいポイントは次のとおりです。

  1. 価格で選ぶ
  2. 高さなどのサイズ感をチェックする
  3. 生地の素材をチェックする
  4. 重量をチェックする
  5. ポールのタイプで選ぶ
  6. スカートの有無で選ぶ

それでは詳しく解説していきます。

1.価格で選ぶ

価格

実際に軍で使用されていたパップテントの平均価格は2~5万円程度。1万円程度のものもあれば5万円を超えるものもあるなど、希少性や状態で価格が大きく異なります。

また、パップテント風のテントは、2万円以下でも購入できます。

2.高さなどのサイズ感をチェックする

パップテントの中に座る男性
出典元:FIELDOOR(フィールドア)

サイズをチェックしてから購入することも重要です。

パップテントの天井高は、一般的なテントよりも低い傾向があります。ものによっては、高さが100cm程度しかないものも。

テントを出入するときやテント内を移動するときに、腰に負担がかかりやすいため腰痛に悩まされている人は注意が必要です。

自分の身長のサイズに合わせて選ぶと、快適に過ごせるパップテントを見つけられるでしょう。

また、高さ以外のサイズもチェックしなければなりません。

販売されているパップテントの多くは、ソロ向きのサイズが中心です。2人やファミリーで使用する場合は、複数人で使えるサイズを選びましょう。

3.生地の素材をチェックする

テントの生地

パップテントには、コットン・ポリコットン・ポリエステル・ナイロンなどの素材が使われています。

コットン・ポリコットンは燃えにくいため、焚火をしたいときにおすすめ。

防水性を重視したい場合は、ポリエステル素材のパップテントが適しています。ただし、火の粉が触れると穴が開く恐れがあるため、焚火をするときは要注意。

ナイロンも熱に弱い素材ですが、重量が軽く携帯性に優れているため、積載量に制限のあるキャンプツーリングなどに最適です。

4.重量をチェックする

公共交通機関や自転車、バイクで移動する場合、重いパップテントは負担になってしまいます。持ち運びやすさを重視したい場合は、重量にも注意しましょう。

コットンは熱に強く丈夫ですが、厚みがあるため重くなりがち。

ポリエステル・ナイロンは、軽いため持ち運びに適しています。また、コンパクトにまとめやすい特徴も併せ持ちます。

携帯性を重視したい場合は、ポリエステルやナイロン素材のものを選ぶとよいでしょう。

5.ポールのタイプで選ぶ

2又ポール
出典元:FIELDOOR(フィールドア)

パップテントのポールは「棒状」と「2股状」の2種類に分けられます。

室内空間をできるだけ広くしたい場合は、2股状のポールがおすすめ。2股にわかれたポールに沿ってテント側面をピンと張れるため、テント内にデッドスペースができにくくなります。

また、2股状ポールは、テントの安定性を高める効果も期待できます。

6.スカートの有無で選ぶ

テントのスカート
出典元:FIELDOOR(フィールドア)

スカートがついているか、ついていないかもチェックしたいポイント。

スカートが付いているパップテントであれば、テント内に雨水や冷気が入ることを防げます。

雨が多い時期や寒い季節でも、快適に過ごせるでしょう。

雨の降りやすい時期に使うのか、寒さが厳しくなる冬に使うのか、などの使用する季節も考慮して、スカートの有無を選びましょう。

パップテントに必要なもの

ペグとペグハンマー

パップテントの設営に必要なものは以下の通りです。

  • 幕(2枚)
  • ロープ
  • ペグ
  • ポール
  • ハンマー

ポールは、キャンプサイト周辺に落ちている木の枝で代用できます。ただし、適度なサイズの木の枝が必ず落ちているわけではありません。

行き当たりばったりでキャンプするのも、野営感あふれて楽しいもの。ですが、車で行くキャンプなど積載量に余裕がある場合は、ポールも用意しておくと安心できます。

ハンマーは、石が多いエリアで設営するときに必要です。こちらも、念のため用意しておくことをおすすめします。

パップテントの組み立て方

パップテントの基本的な組み立て方は次の通りです。

STEP
ボタンとボタンホールを使って2枚の幕を連結する
STEP
幕にポールを差し込む
STEP
設営したい場所にポールを立ち上げる
STEP
3で設営したポールの上部にガイロープを結ぶ
STEP
4のガイロープの先端をペグダウンする
STEP
本体を立ち上げて形を整える
STEP
幕の裾をペグダウンする
STEP
ガイロープを調整して緩まないようにする

ペグダウンは、石が多い場所だと難しくなります。設営場所を選ぶときは、地面の硬さまで注意しましょう。

設営後に、ポールとガイロープを使ってパップテントの片面を跳ね上げることができます。

開放感を求めたいときにおすすめのアレンジです。

インナーテントがないときは寝るときの対策も忘れずに

インナーテントがない場合は、地面が剥き出し状態のため、寝るための対策が欠かせません

パップテント内の様子
出典元:&GP

寝袋だけでなく、キャンプマットやコットなどのキャンプギアを活用して、寝心地を良くするための工夫をしましょう。

パップテントでお洒落なキャンプを実現しよう

パップテントは、軍人が野営で使用するため設計されたテント。近年はさまざまなアウトドアブランドから、パップテント風のモデルが販売されています

パップテントの魅力は、一般的なテントにはない無骨な雰囲気を楽しめることと、張り方のバリエーションが多いことです。上級者向けと思われがちですが、シンプルな構造を採用しているため初心者でもかんたんに扱えます。

デザインが気に入った方は、パップテントでお洒落なキャンプを実現してみてはいかがでしょうか。

パップテント以外のテントについては、こちらもご覧ください。


野営感のあるパップテントは、自然そのものを活用するサバイバルキャンプやブッシュクラフトとの相性も抜群!半自給自足のキャンプに興味のある方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

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