多くのキャンパーに愛される木製マグ。ククサの魅力

2017年12月19日2023年3月24日

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”ククサ”は独特の模様をした木の風合いと、ぽってりとしたフォルムが魅力の北欧ラップランド地方が発祥の木製マグカップ。他の素材では出せない独特の雰囲気は自然とも絶妙にマッチし、多くのキャンパーを魅了しています。
今回はそんな木製マグ”ククサ”の魅力についてご紹介したいと思います。

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・ククサとは

ククサ(Kukusa)は、北欧ラップランド地方に住むサーメ人という遊牧民族から伝わった、伝統的な木製マグカップです。昔から伝わる伝統的な手法を用いて職人が丁寧に一つずつ手作りしているため、木のぬくもりが感じられるナチュラルな仕上がりがとても人気なアイテムです。

ククサに使われる木材は、”バハカ”と呼ばれる白樺のコブの部分をくり抜いて製作されています。ククサが作れるほどの十分な大きさのコブに育つまでおよそ30年、小さなコブに育つのも約10〜15年ほどはかかると言われています。なかなか手に入らない木を使用し、職人が一つ一つ想いを込めて手彫りで作ったマグカップは、世界に一つとして同じものは存在しないオリジナルの形になります。
フィンランドでは昔から、「プレゼントとして贈ると、貰った人は幸せになる」と言う言い伝えがあるため、アウトドアだけでなく大切な人へのプレゼントにも最適です。

・ククサの魅力

1.白樺の質感がそのまま残っている
白樺のコブから手作りされた本物のククサは、木目の風合いが一つ一つ違っているのが特徴。
その木目は”オーロラ”と呼ばれ独特の光沢を持っていて、神秘的な美しさを放っています。そんな光沢を愛でるのも楽しみの一つです。

2.使い込むほどに味が出ます！
ククサは木製のため使用し続けていると味のある表情に経年変化していきます。また定期的に簡単な手入れが必要で、忘れずに手入れをしておくことで長持ちにつながり、自分だけのククサに仕上げることができます。

手入れと言っても、普段は洗剤を使わず水ですすぐことを心がければOK。ククサ表面の油分が落ちてきたら、蜜ロウやグレープシードオイルなどの天然のオイルを少量染み込ませた布で刷り込んでいくだけ。使い込んで、定期的にお手入れをして、自分だけのククサを大切に育てていきたいですね。

3.ククサを贈られた人は幸せになれる？
先ほども言いましたが、ククサは北欧のラップランド地方で昔から作られている木製マグカップです。育つのに時間がかかる白樺のコブを削り出し、丁寧にひとつひとつ職人の手で使う人の幸せを願いながら作り上げられています。そのためフィンランドでは、ククサをプレゼントされた人は幸せになるとの言い伝えも。普段お世話になっている方や、大切な人へのプレゼントにも最適ですよ。

また、ククサは熱が逃げにくいという性質を持っており、多くのキャンパーから愛されています。キャンプなどの際には、暖かいスープやブランデーなどのお酒を注いで、ゆっくりと夜を楽しんでも絵になるお洒落なデザインになっています。マグカップ自体も軽量なため、アウトドアでの持ち運びにも苦労しませんし、荷物が多くなてしまいがちなキャンプなどにも、安心して持っていくことができますよ。

・使用するときに気をつけたいこと

使用後は放置しない
ククサは天然の木を素材として作られているハンドメイドの木製マグカップです。せっかくなら長く愛用していくためにも、定期的に手入れをして良い状態を保つようにしましょう。木製なので長時間に渡って食べ物を入れて放置し続けてしまうと色移りや匂い移りが発生してしまう可能性があ流ので、使い終わったらなるべく早めに洗浄しましょう。

また、水分が付着した状態で放置してしまうとカビが発生してしまう原因にもなるため、柔らかい布巾等を使って水気を拭き取ってください。天然素材なので湿気が多い時期、よくに梅雨の時期は十分に注意してくださいね。

油分は欠かさずに
天然素材を使用しているため本来の油分が落ちてきてしまうと、ククサの魅力の一つでもある光沢がなくなってきてしまうので、定期的にオイルを塗布することをオススメします。これを怠っていると、油分が低下してマグカップ自体が乾燥してしまうため気をつけてください。また、オイルを擦り込むことで木の内部に油分が入り込み、製品自体の強度をアップさせることができるので、結果的に長く使っていくことができます。

先ほどよりも詳しく説明すると、お手入れに使用するオイルは植物性のオイルがオススメです。グレープシードオイル・あまに油などが植物性オイルになります。サラダ油やオリーブオイルなども使用することができますが、こちらは乾きにくい性質を持っているので、しっかり乾燥させないとベタつきが発生することがあるため注意が必要です。