キャンプにハマるとカトラリーやクッカー、ケトルを購入したりと少しずつ調理器具が増えていきます。キャンプ料理で使うアイテムはかさばりやすく細々としたものが多いので、どうやって収納すればいいのか悩むことも。
気をつけなければ紛失したり、ほかのギアを汚してしまったりする可能性もあるので、調理器具が増えてきたタイミングで上手に整理する収納術を覚えておきましょう。
本記事では、誰でもできる収納のコツやおすすめの収納グッズを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
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カトラリーやライターなど細々したアイテムを一つにまとめられて、テーブル周りがスッキリしますよ。
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キャンプ調理器具の収納、失敗あるある3選
キャンプで使う調理器具を適当にしまっていると、「ちゃんと整理して収納しておけばよかった……」と後悔することがあります。まずは、どのようなことがあるのかを具体的にみていきましょう。
その1 小さなアイテムは紛失しやすい
スプーンやフォークなどの細々としたアイテムを適当に扱っていると、どこにやったのかがわからなくなって紛失することがあります。
例えば、洗い場で食器を洗う際に置きっぱなしにしたり、サイトへ戻る移動中に落としたりして失くしてしまうケースがあります。
その2 クッキングギアの炭汚れが他のギアに付着する
網焼きで使った網や炒め物に使った鉄板など、焚き火調理で使ったクッキングギアには黒い炭汚れが付着します。洗剤で洗ったとしてもかんたんには落ちません。
焚き火調理で使用した調理器具をそのままキャンプバッグや収納コンテナに入れると、他のキャンプギアに黒い汚れがついてしまうことがあります。
大切なギアが汚れてしまうと、ショックでせっかくのキャンプが思う存分楽しめなくなることも。汚れ予防のためにも、調理器具の収納方法や収納場所を決めておくことが大切です。
その3 調味料の中身が漏れる
醤油・油・塩などの調味料を適当に収納していると、中身が漏れる恐れがあります。
とくにボトルキャップがワンタッチ式の場合、移動で揺れたりした拍子にフタがあくことも。
また大きな衝撃を受ければ本体そのものが破損する可能性もあります。
カバンの中や他のキャンプギアが汚れてしまうと大変なので、適切な収納方法で持ち運びするようにしましょう。
ソロキャンプの調理器具の収納に便利なコンテナ
ここでは、ソロキャンプの調理器具を収納するのに便利な定番コンテナを2種類紹介します。それぞれに特徴やメリットがあるので押さえておきましょう。
ルーフキャリアに最適!フタ付きコンテナ
フタ付きコンテナは調理器具を収納する定番アイテムです。
強度のあるハードタイプのコンテナは、車のトランクや屋根の積載に役立ちます。車の屋根に取り付けるルーフキャリアと組み合わせると、収納力が大幅にアップしますよ。
また、ソロキャンプでは、一人用の代用テーブルとしても使えるので1つ持っておくと大変便利です。
雨天にも強いため、天候を気にせずキャンプに持っていけるのも強みです。
スタッキングできて便利!折りたたみコンテナ
折りたたみコンテナとは、小さくコンパクトになる収納コンテナのことです。
前述したフタ付きコンテナと比べると強度は落ちるものの、スタッキングできるので、車のトランクに積載しても荷崩れしにくいです。
例えば、焚き火調理で使う薪などの消耗品などを折りたたみコンテナに入れて運びます。帰りは中に入れていた荷物が減っているので、コンテナを折りたためば積載スペースを広げられますよ。
収納にも使える3つのクッキングギアを覚えておこう
ここでは収納としても優秀なクッキングギアを紹介します。カトラリー類など細々したアイテムを収納するときに役立つので、ぜひ参考にしてください。
ギア1 メスティン
炊く・煮る・蒸す・焼くなどオールマイティーに使える調理器具のメスティン。深さのある箱型でフタ付きなので、細々したカトラリー類や調理器具の収納に大活躍します。折りたたみ式のカトラリーや調理器具の収納に最適です。
上記の写真のように、おたま・ヘラ・ナイフなど調理で使うギアをひとまとめにしておくと、必要な調理器具を探す手間が減り、調理の効率もアップしますよ。
ギア2 クッカー
積み重ねができるクッカーは、収納性の高いキャンプギアのひとつです。
フライパンや鍋として使う・盛り付け皿として使うなど、さまざまな用途で使い分けができるように、サイズ違いのセットが数多く販売されています。単品を買い足す場合は、大・中・小と異なるサイズを用意しておくとよいでしょう。
OD缶やコーヒーフィルターなどのアイテムをクッカーの中に入れて収納すると、かさを減らせますよ。スタッキングできるクッカーを活用して、収納性を高めていきましょう。
ギア3 火消し壺
火消し壷も調理器具を収納できる便利なキャンプギアです。
鉄板・網・着火用のマッチ・固形燃料など、焚き火調理に必要なアイテムをまとめて入れておくと、効率よく作業できますよ。
前述したように焚き火調理で使うアイテムは炭で真っ黒に汚れるので、まとめて収納することでほかのギアに汚れがつくことも防げます。
調味料はミニボトル+収納ケースがおすすめ
ソロキャンプで使う調味料の持ち運びには、小分けにできるミニボトルがおすすめです。中身が漏れるのを防ぐために、キャップを回して開け閉めするタイプのボトルを選びましょう。
さらに、上記の写真のように、中の物を固定できるケースに入れておくと、倒れたり破損したりするリスクも下げられます。衝撃に強いハードタイプのケースだと、荷物を詰め込んだキャンプバッグやコンテナに保管しても安心ですよ。
キャンプの調理器具を収納するときのコツ
調理器具を収納するときは、以下のコツも押さえておきましょう。
コツ1 取り出しやすい場所に保管する
ソロキャンプで使う調理器具を収納するときは、取り出しやすさを考えながら荷造りしましょう。取り出しにくい場所に保管すると、作業効率が悪くなるからです。
調理器具はテント設営後、もしくは就寝前に使うことが多いキャンプギアなので、キャンプバックに保管するときは、寝具より先に取り出せる位置に収納します。
一方、ドリンクを飲むときに使うマグカップなどは、テント設営途中の小休憩など一息つきたいときにいつでも取り出せる位置に保管するとよいでしょう。
キャンプバック1つでソロキャンプに出かける場合は、その日の流れを考えながらパッキングするのがポイントです。パッキングするときは、料理の作業効率を考えて、取り出しやすくしておきましょう!
コツ2 スタッキング収納を活用する
調理器具はスタッキング収納を前提にそろえていくのがおすすめです。現時点で複数の調理アイテムを所有している場合は、サイズをしっかりと把握したうえで購入を検討しましょう。
上手に積み重ねて収納できると、コンパクトにまとまり収納スペースを節約できますよ。
- スタッキング収納できる調理器具を選ぶ
- 取手を外せるフライパンや鉄板を選ぶ
サイズのバリエーションを増やして、コンパクト収納を意識するとよいでしょう。
コツ3 金属製の調理器具は保護する
調理器具を持ち運ぶ際に意外と気になるのが、金属同士がぶつかりカチャカチャと音が鳴ることです。たとえ小さな音であっても不快感を覚えることがあります。
調理器具に傷がつく可能性もあるので、ペーパータオルで包んで保護をするなど対策をしておくとよいでしょう。
キャンプバッグなどにパッキングしたら、金属のこすれる音が気にならないかなど、実際に持ち運んで確認しておきましょう。
調理器具をまとめるのに便利な「WAQ SIDE GEAR BOX」
細々とした調理器具を収納するためのアイテムを探しているなら、「WAQ SIDE GEAR BOX」が最適です。ここでは便利な機能を画像付きでくわしく紹介します。
機能1 2列のウェビングループ・サイドポケット
シェラカップやライターなどの小物類は、ウェビングループに引っかけて収納。2箇所のサイドポケットには、ナイフやマルチツールなどを入れて。
上記の写真のようにカラビナと組み合わせれば、小さなキャンプギアを紛失するリスクも防げます。使用頻度の高いものを入れておくと効率よく作業できますよ。
機能2 型崩れ防止用プレート
自由に位置を変えられる2枚の仕切り板がついており、手持ちのギアにあわせて組み合わせて整理できます。OD缶・五徳・クッカー・調味料などサイズが違うクッキングツールも、スッキリ収納できますよ。
機能3 テーブルや椅子に接続可能
後ろ側には面ファスナーがついており、手持ちのチェアやテーブルに取り付けられる仕様になっています。
焚き火調理に必要なアイテムをまとめておく、小休憩のコーヒータイムに必要なアイテムを入れておくなど。アウトドアチェアやテーブル周りで使うアイテムを収納して取り付けておくと、探す手間や移動が省けて負担軽減にもつながります。
CB缶がピッタリ収まるサイズなら「WAQ MULTI BURNER BOX」
WAQ MULTI BURNER BOXは、タテにした状態のCB缶がスッポリ入るサイズです。
こちらには3枚の仕切り板がついており、手持ちのアイテムの大きさにあわせて自在に収納できます。
バーナー類の小物がきれいに収納できるのでテーブル周辺をスッキリとまとめられますよ。
調理器具を上手に収納してソロキャンプに行こう
かさばりがちな調理器具の収納術を覚えると、ソロキャンプはさらに楽しく快適なものになります。新しい調理ギアを買い足す際には、スタッキング収納ができるかなどを考慮した上で選びましょう。
今回ご紹介したコツやアイテムを取り入れれば、スッキリ収納の第一歩を踏み出せるはず。ぜひ参考にしてチャレンジしてみてくださいね。