初めての日帰り登山!
楽しみだけれど、山で必要なものや過ごし方について不安な人もいますよね。
特に女性はスキンケアや女性特有の「こんなときはどうすれば?」という疑問があるはずです。
そこで!今回は、
・山での注意点や重要なポイント
・女性の日帰り登山でおすすめの山道具リスト
この2点についてまとめました。
当日の登山が気持ちよく楽しめるように、大事なポイントを押さえ、しっかり準備して臨みましょう!
Contents
- 女性の山道具で重要なポイントは?
- 女性の山道具リスト一覧(日帰り登山)
- 衣類のポイント
- 帽子
- 下着、Tシャツor長袖シャツ、ウィンドブレーカー
- アームカバー
- 山用のズボンorサポートタイツ、山用スカート
- 靴下
- 予備の服
- 軍手、グローブ
- 行動中の道具のポイント
- バックパック
- 登山靴
- 水
- 防水時計
- サコッシュorウエストバッグなど
- 行動食、非常用食料
- 雨に備える道具のポイント
- レインウェア
- ゲイター
- バックパックのレインカバー
- 防水性の袋など
- 寒さに備える道具のポイント
- ダウンジャケット、ダウンパンツorダウンスカート
- フリースなどのミドルレイヤー
- ニットキャップ、軽量ネックウォーマー、カイロ
- 小物、衛生用品、万が一に備える道具のポイント
- 適量&小サイズにすること
- 日焼け対策を万全に
- 山中は携帯のバッテリー切れが早いので注意
- まとめ
女性の山道具で重要なポイントは?

女性の山道具で一番に重視したいのは「軽さ」です。
登山では荷物のちょっとした重さの違いで体力の消耗度がかなり変わってきます。
「あれもこれも必要かな」と思って持っていくものを増やしていくと結果荷物が重くなってしまうので、必要最低限のものを持っていくように心がけましょう。
また、一つ一つの道具の重さも重要です。
バックパックなどの大きな道具はもちろん、小物に関しても例えばメイク用品は試供品や極小サイズのものを使うなど、少しでも荷物をダイエットできるように工夫することが大切です。
女性の山道具リスト一覧(日帰り登山)
女性の日帰り登山に必要な山道具リスト一覧を作成しました!
必要度と必要な場合を以下のようにマーク分けしています。
◎:絶対必要なもの △:あると便利なもの □:時期やプランによっては必要なもの
衣類
- 帽子◎
- 下着、Tシャツor長袖シャツ、ウィンドブレーカー◎
- アームカバー△
- 山用のズボンorサポートタイツ、山用スカート◎
- 靴下◎
- 予備の服△
- 軍手、グローブ◎
行動中の道具
- バックパック◎
- 登山靴◎
- 水◎
- 防水時計◎
- サコッシュorウエストバックなど△
- 行動食、非常用食料◎
雨に備える道具
- レインウェア◎
- ゲイター△
- レインハット△
- バックパックのレインカバー◎
- 防水性の袋など◎
- 折り畳み傘△
寒さに備える道具
- ダウンジャケット、ダウンパンツorダウンスカート□
- フリースなどのミドルレイヤー◎
- ニットキャップ、軽量ネックウォーマー、カイロ□
小物
- 小さい財布&多めの100円玉◎
- 保険証&身分証◎
- 地図&コンパス◎
- チャック付きビニール袋(ゴミ用)◎
- サングラス△
- 小型多機能ナイフ◎
- 携帯電話&防水ケース&予備電池◎
- デジカメ&予備バッテリー&防水ケース△
- ノート&ボールペン△
- 温泉グッズ□
衛生用品
- 吸水速乾タオル◎
- ティッシュ&ウェットティッシュ◎
- メイク用品△
- 日焼け止め&UVリップ◎
- 虫よけ△
- 生理用品◎
- 軽量ミラー△
万が一に備える道具
- ファーストエイドキット◎
- トイレ用品一式◎
- ヘッドランプ&予備電池◎
- 靴ひもの予備◎
- ホイッスル◎
- ライター◎
- レスキューシート◎
こんな感じですね。
以下にそれぞれの道具類のポイントをまとめました!
衣類のポイント

帽子
帽子はつばが広いものを選びましょう。
山は平地よりも太陽が近く紫外線が強いので、冬でも日焼け対策は必須です。
おすすめは帽子のサイドがメッシュで防水性があるもの。
サイドがメッシュだと汗で蒸れても熱を逃しやすいです。
また、防水性だと雨が降った時でも安心です。
また、あご紐がついているタイプもおすすめ。
山は平地よりも風が強いので、不意に突風で帽子が飛ばされてしまうことがあります。
あご紐があるタイプだとお気に入りの帽子が飛ばされることもないので安心です。
下着、Tシャツor長袖シャツ、ウィンドブレーカー
個人的には長袖シャツよりもTシャツ+防水透湿性のウィンドブレーカーがおすすめです。
なぜなら寒い季節でも歩いているときは暑くなるので、長袖シャツを一番下に着るよりはTシャツを着てウィンドブレーカーなどを羽織る方が体温調節がしやすいからです。
下着とTシャツの素材でおすすめなのは乾きやすいポリエステル。
登山中は汗だくになってしまうので、綿などの乾きにくい素材は汗が冷えたときに体温を奪うため、おすすめしません。
また、ウィンドブレーカーのおすすめは防水透湿素材のもの。
防水透湿素材であれば、内部にたまった湿気は外に逃し、外部からの水は中に通さないのでまさに山ウェアに最適な素材です。
アームカバー
UVカット付きのアームカバーは、羽織を着たくない暑い日にTシャツと組み合わせて使うと便利です。
羽織よりも軽くて涼しいので、暑いのは嫌だけれど日焼けはしたくない方におすすめです。
山用のズボンorサポートタイツ、山用スカート
ズボンなどのボトムスもTシャツや下着と同じく乾きやすい素材がよいでしょう。
Tシャツや下着はユニクロなどで買うので十分だと思いますが、ボトムスは山用品店で買うことをおすすめします。
なぜなら、山用のボトムスは機能性が高いから。
私はズボン派ですが、チャック付きのポケットが3つ付いているので、地図や携帯、小さい財布などを入れるのに非常に便利です(チャックがついているからポロっと落ちにくい)。
山用のボトムスは通気性や速乾性が高く、汚れにも強いので、専門店でちゃんとしたものを買うことをおすすめします!
靴下
靴下は登山用品店に行くと登山用の厚手の靴下が売っているので、それがおすすめです。
普通の靴下だとクッション性が無いので足首が痛くなってしまったり、素材によっては乾きにくかったりします。
登山用の靴下はちょっとお高いですが、扱いやすく山がもっと快適になります。
予備の服
予備の服は雨が降りそうなときや最後に温泉へ行くときなどにあったほうがいいです。
他の衣類に関しても気を付けたい点ですが、雨が降った際に衣類が濡れてしまわないように、必ず防水性の袋に保管しましょう(大きめの袋も100均で売ってます)。
軍手、グローブ
通常時は軍手、寒いときは加えて防寒用のグローブが必要です。
なぜなら藪道や岩場などで手を使いながら登ることも多々あるので、そんなときに軍手で手を保護します。
軍手は掴んだ時の感触が分かりやすいので使い勝手が良いです。
加えて寒いときにはグローブで防寒しましょう。
行動中の道具のポイント

バックパック
山歩きの時に最も大きな面積で長く体に密着している道具がバックパック。
自分の体に合うもの、山歩きを快適にしてくれるものを選びましょう。
ポイント①軽い
背負う荷物が軽量であればあるほど負担が減り余裕が生まれます。
女性は特に荷物をなるべく軽くすることが登山を楽しむ大きなポイントになるので、バックパックの軽さは要チェックです。
ポイント②体にフィットする
体へのフィット感は何よりも大事。
購入の際には、ショップで実際に重りを入れてもらって背負ったり、背面の高さやショルダーの幅、腰回りのマッチングなどをチェックしましょう。
バックパックでのおすすめは胸部のベルトと腰回りのベルトが付いたタイプです。
この二つのベルトがあるか無いかでフィット感はかなり違いますし、長く背負ったときに断然楽になります。
ポイント③背面にメッシュパネルがあるかどうか
背面にメッシュパネルがあると背中に空洞ができて通気性が良いのでおすすめです。
背中に張り付くタイプは軽量で背負いやすいとされますが、快適性と、背中の発汗量を減らすことを優先すると体力温存にもつながります。
ポイント④収納力があり物が取りやすい
必要な分の荷物が入ることは大前提ですね。
だいたい山道具店ではバックパックによって「〇泊用」と表示があったりもするので参考にして必要な大きさのバックパックを購入しましょう。
また物が取りやすいことも非常に大事です。
雨蓋のポケット、ウエストベルトのポケット、サイドポケットが付いていると気軽に小物が取りやすいですね。
また、バックパックの下部がチャックで開くタイプであれば、バックパックの下の方に入れたものが取りやすいのでおすすめです^^
登山靴
登山靴はバックパックと同じぐらい山での快適さを大きく左右する重要なアイテムです。
ポイント①ソールの堅さ
ソールの硬さはゴツゴツした山道で足にかかる負担を軽くしてくれます。
山登りのスタイルに合わせて様々な種類があるので、店員さんに相談して決めましょう。
ポイント②防水透湿性
防水透湿性の登山靴を強くおすすめします!
濡れた状態で歩くと不快なだけでなく靴擦れや豆の原因になりますので…。
登山靴の多くは水の侵入を防ぎ湿気を出すゴアテックス素材なので、この点は要チェックしましょう。
ポイント③フィット感
長さ、幅、甲の高さのフィット感がとても重要。
ちゃんとフィットした靴が選べないと、豆ができたり靴擦れしたり、爪が詰まって変形したりします…。
登山靴は安いものではないので、ちゃんと山用靴下を履いて、店員さんに相談しながら何度も試しましょう。
水
水は必須です。
山によってはなかなか水場がないところもあるので、登る前は水場がどこにあるかもきちんとチェックしましょう。
個人的には1日最低2リットルは必要だと思います(料理をする場合ならもっと必要)。
防水時計
なぜ時計が必要かというと、地図と照らし合わせてどれくらい歩いているかを把握するためです。
例えば地図では40分でポイントに着くはずなのに、40分以上歩いてもポイントが見当たらない場合は道を間違っている可能性があります。
まただいたい50分歩いて10分休憩するのが目安なので、歩行時間を管理するためにも必要です。
サコッシュorウエストバッグなど
サコッシュやウエストバッグなどがあれば、歩行中に頻繁に使うものが入れられるので便利です。
例えば行動食やカメラ、地図などを入れておくと必要なときにさっと取り出すことができます。
行動食、非常用食料
行動食は私は飴を持っていくことが多いです。
歩いていると酸っぱいものが欲しくなるので、レモン飴、梅飴などがおすすめですよ。
またこんにゃくゼリーを凍らせて持っていくと丁度よく溶けて美味しいです。
いざという時の非常用食料として、カロリーメイトやチョコレートなど、軽くてカロリーがあるものも持っていきましょう。
雨に備える道具のポイント

レインウェア
雨が降らなさそうな場合でも念のためレインウェアは持っていきましょう。
なぜなら山の天気は急に変わる可能性が高いからです。
おすすめの素材は防水透湿性。
内側の蒸れを外に逃し、外からの水は防いでくれます。
ゲイター
足場があまりよくない山において、靴の中への泥や雪の侵入を防いでくれます。
当日雨が降っていなくてもぬかるんだ土で靴とズボンがドロドロになってしまうこともあるので、そんなときにゲイターがあると汚れをある程度防いでくれるので快適です。
バックパックのレインカバー
バックパックのレインカバーはバックパックと一緒に必ず買うようにしましょう。
雨が降ればバックパックも濡れないようにカバーが必要です。
バックパックのレインカバーはバックパックのサイズに応じてあるので、サイズを間違えないように購入しましょう!
防水性の袋など
防水性の袋で雨が降った時に中の服や物が濡れないようにします。
ちゃんとした防水バックでももちろん良いですが、私はゴミ袋などしっかりしたビニール袋で代用してます^^
寒さに備える道具のポイント

ダウンジャケット、ダウンパンツorダウンスカート
山は昼と夜の気温差が激しいので、夜はかなり冷え込む場合があります。
また昼間でも天気が悪かったり風が強い日は寒くなってしまうので、天気と気温をチェックした上で必要そうであれば持っていきましょう。
フリースなどのミドルレイヤー
寒いと感じるときにさっと羽織れるフリースがあると便利です。
真夏でも標高が高い山は気温が低いので、念のため準備してきましょう。
ニットキャップ、軽量ネックウォーマー、カイロ
冬場の必需品です。
ニットキャップは耳が隠れるので暖かいですし、ネックウォーマーもあると無いとでは体感温度が大違いです。
また、カイロはポケットに入れておくのも良いですし、よほど寒いときは張るカイロを使うと快適です。
小物、衛生用品、万が一に備える道具のポイント

適量&小サイズにすること
メイク用品やウェットティッシュはなるべく小さなサイズにして持っていくことをお勧めします。
なぜなら、少しの重みでも登山時の疲労度が大きく変わってくるから。
例えばシート類は使う枚数だけ持っていきたいので、密閉袋に入れるなど工夫してみましょう(100均でも豊富な種類の密閉袋があります)。
またメイク用品はサンプル品や、極小サイズの既製品、あるいは100均などのボトルに詰め替えるなど、なるべく小さくして持っていきましょう。
日焼け対策を万全に
山の上は平地と比べて太陽に近いので、紫外線も強いです。
たとえ冬だからといって油断して日焼け対策をしないと、後で赤みが出て痛い目にあうかも…。
特に日焼け止めを塗り忘れがちなのは耳や唇、首の後ろなど。
あと頭皮も焼けやすいので帽子をかぶったり頭皮用の日焼け止めスプレーで対策するなどしましょう。
また、日焼け止めは汗で落ちてしまうので、行動中の塗り直しはマストです。
下山後は熱を冷ましたあとに保湿をしてしっかりケアしましょう。
山中は携帯のバッテリー切れが早いので注意
山中で携帯のバッテリー切れが早くなる理由は2つあります。
1つ目は電波が通じないところがあるから。
電波が通じないところで通信ONにしていると、携帯は電波を探し続ける状態になるので、普段よりもバッテリー切れするのがかなり早くなってしまいます…。
なので、必要ないときには通信をOFFにしておくことをおすすめします。
2つ目は気温が低いから。
夏場は大丈夫だと思いますが、冬場気温が低い場合はバッテリー切れが早くなります。
いざというときのために携帯充電器や予備のバッテリーを持っていくようにしましょう。
トイレ・生理のときに気を付けること
いざという時に、野外で用を足すためのトイレグッズも持参しておくとよいです。
その際、トイレットペーパーは必ず持ち帰りましょう。
とはいえ女性は特に野外で用を足すことに抵抗があると思うので、登山前にトイレがどこにあるのかをチェックしておくと良いですね。
トイレットペーパーは山のトイレにはない場合がほとんどなので必須です。
また使った生理用品は持ち帰るのが基本です。
その際は臭いや透けが気にならないように、透けないタイプの密閉式ビニール袋の中に入れて持ち帰ると良いでしょう。
登山中の生理はけっこう面倒です…。なので個人的にはピルを飲んで時期をずらすなど調整するのもよいともいます。
まとめ
今回は女性の日帰り登山で必要な山道具リストや、山での重要なポイントなどについてご紹介しました。
女性の登山で大事なのはとにかく「荷物を軽く」することです!
山道具リストでいろいろと必要なものを書きましたが、時期や状況に応じて必要ないなと思ったものは減らして調整してみてください!