キャンプでの徹底虫対策!特に気を付けたい虫の種類とその対処法

キャンプを楽しむ上で避けて通れないのは虫問題です。特にこれからの季節である春や夏は、キャンプで1匹の虫も見ないことの方が珍しいでしょう。
普段の生活の中では見かけることの少ない虫たちと触れ合いを楽しむのも素敵なことですが、問題になるのは刺したり噛んだりする虫です。
虫よけ対策を徹底し、思い切りキャンプを楽しみましょう。

キャンプで気を付けたい虫ベスト5

キャンプで刺されたり、噛まれたりしてしまう可能性の高い虫を紹介していきます。
それぞれ対策をすることで被害にあう可能性が減りますので、しっかりと対策を行いキャンプを楽しみましょう。

第1位「ブユ」

虫たちの中でも1番気を付けたいのがブユです。ブヨは地域によってはブヨやブトと呼ばれることがあります。
ブユに刺されてしまうと蚊よりも痒く(痛みを感じる場合もある)、また症状が出る期間が長く跡が残りやすいと言われています。

ブユは人間の皮膚を噛んで血を吸う虫です。刺されたと表現するものの、噛まれたというのが正式な表現でしょう。
蚊と同じように刺されている時には痛みを感じることがないため、症状が出てから気が付くことが多いです。皮膚の弱い場所の場合は、血が出ることもあります。

ブユに刺されてしまうと、数時間後から1日後になって蚊よりも強い痒みを感じます。また腫れてしまうことにより痛みを感じる方もいます。
体長5mmという小ささもあり、さらに蚊とは違い羽音が聞こえないために、気が付かないうちに複数個所刺されてしまう可能性があります。

・生息地 低山や水辺
・活動時期 3月~10月

第2位「蚊」

キャンプでの蚊被害は多いです。対策なしでキャンプに出掛けた場合、高確率で被害に合うことが多い虫です。
刺されてしまうと痒みや腫れを感じます。体質によっては痛みを感じる場合もあります。
特に小さなお子さんは蚊に対する免疫がないことと皮膚が柔らかいことによって痛みなど症状が強く出ることも多いです。

蚊をしっかり対策するべき理由は活動期間の長さです。蚊と言えば夏をイメージする方も多いですが、基本的にコートを着なくて良い時期はいつでも活動しています。

・生息地 低地、低山や水辺
・活動時期 4月~11月中旬

第3位「スズメ蜂」

長い足をふらふらと飛んでいる蜂がスズメ蜂です。
黄色と黒のいかにも蜂という見た目なので虫について詳しくない方でも見分けがつきやすい蜂です。
蜂にはいろいろな種類がいますが、キャンプ場の蜂被害で多いのがスズメ蜂です。

スズメ蜂を見つけたら攻撃の意思がないことを蜂に分かるように伝えなくてはなりません。大きな声や大きな動きは蜂にとって攻撃の意思があると捉えられてしまいます。
すぐにでも逃げ出してしまいたくなりますが、大声を出さず動かないことが大切です

刺されてしまうと激しい痛みに襲われます。

スズメ蜂に刺されてしまったら、まずはその場にいる全員で安全な場所へ避難することが先決です。スズメ蜂は仲間の蜂を呼んで集団攻撃をすることがあるためです。
蜂の毒はアナキラフィシーショックを引き起こすことがありますので、刺されてしまった場合には病院を受診してください。これはスズメ蜂に限らず、どんな種類の蜂の場合も同様です。

・低地や低山地
・活動時期 4月~12月(特に攻撃性が高いのは7月から10月)

第4位「アブ」

アブは見た目が蜂やハエに似ています。
蜂のように刺すのではなくブユのように皮膚を噛んで血を吸う虫です。体長はおよそ10mmほどで、ブンブンと羽音も大きいのが特徴です。

特にアブ被害が多いのはオートキャンプ場です。アブは体温と二酸化炭素によって血のすえる生き物を探しています。
そのため車のエンジンをかけたままにしているとアブが車を大きな動物と勘違いし集まってきてしまいます。アブの活動時期はできるだけ車のエンジンを停止させましょう。

アブに刺されてしまうと痛みや腫れを感じます。刺された直後はチクっとした軽い痛みですが、数分後から次第に腫れが強くなり数十分後には強い痛みを感じるようになります。
アブには蜂のような毒はありませんが、アブに刺されたのか蜂に刺されたのかあいまいな場合には病院を受診してください。

・生息地 低山や水辺
・活動時期6月~9月

第5位「ムカデ」

キャンプで気を付けなければならない虫と言えば、飛んでいる虫をイメージしてしまいやすいでが、ムカデも気を付けなければならない虫です。
ムカデは臆病な虫のため自分から積極的に攻撃してくることはありません。そのためテントの中や靴の中にムカデが入り込み気が付かずに触れることで噛まれてしまうことが多いです。

ムカデに噛まれてしまうと、鋭い痛みと患部の腫れに襲われます。
ムカデは蜂同様に毒を持つ虫です。そのため噛まれた場合には病院を受診してください。体質により噛まれても痛みだけで腫れが起こらない方もいます。
しかしながら腫れの有無は軽症か重症かの判断にはなりません。アナキラフィシーショックを引き起こす可能性がありますので、注意してください。

・生息地 低地、低山や湿地、水辺
・活動時期3月~10月

キャンプに欠かせない虫除け対策グッズ

キャンプと虫は切っても切り離せません。自然の中は虫の住処ですから、対策をしないと虫被害に合ってしまう可能性があります。
ここではキャンプで活用することのできる虫除け対策グッズを紹介していきます。

有効成分配合虫除け

さまざまな虫除けが販売されていますが、キャンプの利用でおすすめなのは有効成分であるディート(ジエチルアミド)やイカジリンが配合されているタイプの虫除けです。
その中でも厚生労働省の製造販売承認を受けている、医薬品タイプの虫除けを利用すると良いでしょう。

虫除けを購入する際に悩んでしまいがちなのが、有効成分であるディート(ジエチルアミド)やイカジリンの配合量です。
基本的にこの濃度が高いほど、虫除けの効果が持続します。キャンプでは特に野外に長時間いることが多いですので、持続効果の高いものを利用することをおすすめします。

ディートはアメリカで販売停止になっているとの噂がありますがこれは間違いです。
アメリカ、カナダ、イギリスでも販売停止にはなっている事実はないことが厚生労働省の「ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について」内で公式に発表されています。

特に子供に関しては使用回数等が定められていますので、使用上の注意をよく読み正しく利用しましょう。

天然由来成分虫除け

基本的には有効成分が配合された虫除けがおすすめです。
しかしながら虫除けを利用できない小さなお子さんがいる場合やペットと一緒の場合には、天然成分由来の虫除けもおすすめです。
レモンやユーカリ、ハッカなどが主成分となっているものが多く、自作される方も多いです。

ただしこれらはディート(ジエチルアミド)やイカジリンが配合されている虫除けよりも効果は低いと考えるべきです。

天然由来成分の虫除けはアルコールが含まれていないものが多いことから、テントに直接利用することもできるものも販売されています。
またテントに利用できるものか判断できないものでも、布に利用することができるものであればタオルに利用しテントに吊るして利用することで効果を発揮します。

蚊取り線香

蚊取り線香の中でも特に、野外での利用が考えられた蚊取り線香がおすすめです。
蚊取り線香の主成分であるピレスロイドは虫だけに効果を発揮するもので、人や動物には影響がありません。そのためペットと一緒にキャンプを楽しむ方も利用することができます。

煙が多いものや少ないもの、香りが強いものや弱いものなど種類も豊富ですので、好みに合わせて利用することができるのも嬉しいポイントです。
自宅で利用する場合は1カ所に設置することが多いですが、屋野外であれば複数個所に設置することをおすすめします。とくに風の流れがある低い場所がおすすめです。

テントの周りに撒くタイプの虫除け

テントの周りに撒くタイプの虫除け剤はキャンプ場によっては使用できないこともありますので使用する前に確認は必要ですが、
土の中には染み込まず自然を破壊しないものが増えています。テントの周りにジェルや粉を撒くことで、テント内に虫が入り込むのを防ぐことができます。

キャンプ場には飛ぶ虫だけではなく、ムカデのような這う虫も多いですので効果が期待できます。
ただし繰り返しになりますが、キャンプ場によっては使用することができない場合がありますので、必ずキャンプ場に確認した上で使用するようにしてください。

空間スプレー

空間スプレーはテント内で使用する虫除けです。空間タイプのスプレーはスプレーが付着した場所に虫が止まることで効果を発揮するタイプのものが多いです。
そのためテントのような常に換気がされているような場所であっても、その効果をしっかりと発揮することができるものが多いため便利です。

空間スプレーは虫除けには珍しく無香料のものが多いため、蚊取り線香やアロマの香りが苦手な方でも使用しやすくなっています。

空間スプレーをテントに使用する場合は使用量に注意しましょう。
基本的に空間スプレーは家で利用することを考えられて作られているため、テント内で使用する場合には使いすぎてしまうことがあります。

使用上の注意をよく読み、正しく使用することを心がけましょう。

虫嫌いの方におすすめの虫除けアイテム3種

キャンプ向けの虫対策グッズは年々進化しています。そのためここでは最新の虫除けアイテムを3種類紹介していきます。
虫除けはそれぞれ組み合わせて使用することができますので、ぜひしっかりと対策を行ってください。

虫除けウェア

虫除けウェアは防虫ウェアと呼ばれることも多いものです。名前の通り着るだけで虫除け対策を行うことができます。
生地に虫の嫌がる成分を配合し作られているものですが、虫除け剤の嫌な臭いはなく、見た目だけでは虫除けウェアだということは分かりません。
付着した虫が逃げるタイプのものやそもそも虫を寄せ付けないものなどさまざまな種類が販売されていますが、基本的にどれも洗濯しても効果が持続します。

少し前までは大人向けのものがほとんどでしたが、現在では子供向けの虫除けウェアも販売されています。
もちろん他の虫除けアイテム同様、このウェアを着ていれば絶対に虫に刺されないというものではありませんので、組み合わせて使用することをおすすめします。

虫を寄せ付けないランタン

虫には光に集まる性質があります。驚くことに現在もその謎が解明されていませんが、月明かりに一定の角度で飛ぶ習性があるため、光に集まってくるという説が1番有力なもののようです。

この光に集まる性質のため夜間に灯すランタンに多くの虫が集まってきてしまったという経験がある方も少なくはないのではないでしょうか。
より明るいランタンを遠くに吊るすことで、そちらのランタンに虫を集めるという対策を取られている方も多いと思います。

基本的にランタン等の光に集まる虫は刺したり噛んだりするものは少ないです。しかし虫がたくさん集まってくるのは虫嫌いにとっては気持ちの良いものではありません。

そこで使用することができるのが虫除けランタンです。
以前の虫除けランタンは光によってきた虫を駆除することができるものでしたが、現在では虫を寄せ付けないランタンが増えています。
虫が嫌がる波長の光によって光を灯すため、虫が寄ってくることがないというものです。
駆除タイプのものは使用後に多くの虫が付着してしまい、その後の処理が辛いということがありましたが、虫を寄せ付けないランタンではその心配がないため安心です。

メッシュスクリーンタープ

メッシュスクリーンタイプのタープを使用すれば、大きな蚊帳の中にいるのと同じですから虫被害を防ぐことができます。
またテントの中にさらに設置するタイプのインナーメッシュテントも夜間虫に悩まされることなく眠るためには有効です。

虫を侵入させないことを目的としていますので寄せ付けない効果はありませんが、虫を心配することなく自然の中でゆったりすることができますのでおすすめです。
当然のことですが、設営時にメッシュスクリーンタープの中に虫が入ってしまっては意味がありません。虫が活動しやすい夕方前にはしっかりと設営し準備を整えておきましょう。

蚊、ブユ、アブに刺されてしまった場合の応急処置

蚊やブユ、アブなど毒性がないと言われている虫に刺されてしまった場合の対処方法について紹介していきます。
毒性がない虫でもしっかりと応急処置を行った場合とそうではない場合とでは、その後の症状が異なります。そのためしっかりと応急処置の知識を身に着けておきましょう。

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーとは体内に入った毒を抜くための道具です。蜂に刺された時のために使用されることも多いです。
蚊やブユ、アブに刺されてしまった場合でもこのポイズンリムーバーは有効的です。

ポイズンリムーバーは刺されたり、噛まれたりした場合にすぐに利用することで効果を発揮します。
時間が経過してしまうと効果が薄れてしまいますので、1度は自宅で練習しておくと良いでしょう。

ポイズンリムーバーは製品に詳しい取り扱い説明や注意点が記載されています。
製品により手順が異なる可能性もありますので、必ず事前に目を通しておいてください。
多くのポイズンリムーバーはポイズンリムーバーを使用後に患部を清潔にし、感染症予防の目的で傷口を塞ぐよう記載されています。
蚊、ブユ、アブに刺されてしまった場合も同様に応急処置が終了したら絆創膏等を使用しましょう。

むやみに温めたり冷やしたりしない

蚊やブユ、アブに刺された場合には患部を温めたり冷やしたりすることで症状を抑えられると耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
湯で温めることで痒み成分であるヒスタミンが流れていくという説や、冷やすことによって虫の唾液成分の浸透を防ぐと言われていますが、
蚊やブユ、アブによる痒みの場合には実はどちらも科学的な根拠はありません。

特にキャンプ場では何十分も冷やし続けたりお湯をかけ続けることは難しいですので、冷やしたり温めたりすることがより皮膚への刺激となり、さらに強い痒みを感じてしまう可能性があります。

虫刺され用塗薬の塗布

キャンプを楽しむ場合には必ず虫刺され用塗り薬を用意しておきましょう。蚊やブユ、アブなどに刺された場合は虫刺され用塗薬が効果的です。
患部を清潔にした後、使用上の注意をよく読み使用してください。製品によっては小さなお子さんには使用できないものもありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
その後、傷口に雑菌が入り込まないように絆創膏等で傷口を覆うことがおすすです。
特に野外では傷口に雑菌が入り込んでしまいやすい状況ですので、小さい虫刺されであってもしっかり応急処置を行うべきです。

稀に火傷のような状態や急激に患部が化膿してしまうことがあります。また毒のある虫ではなくてもアナキラフィシーショックを引き起こす可能性がゼロというわけではありません。
そのため症状によっては病院を受診することをおすすめします。

ムカデや蜂に刺されてしまった場合の応急処置

ムカデや蜂など毒のある虫に刺されてしまった場合の応急処置を紹介していきます。あくまでも応急処置ですので、必ず病院で診察を受けてください。
蜂の場合では20分様子を見て痛みや腫れ以外の症状がない場合は安心と言われていますが、キャンプのようなアウトドアでは病院まで距離があるため、病院を受診することが大切です。

特に蜂は2回目に刺されなければアナキラフィシーショックにはならないという誤った知識を持っている方が多いですが、
2回目はアナキラフィシーショックの可能性が高まるというだけで1回目でもアナキラフィシーショックに至る危険性があります。
ムカデの毒は蜂に似ているため同様にアナキラフィシーショックを引き起こす可能性があります。

アナキラフィシーショックの危険性は十分に理解しておいてほしいものの、必ずしもアナキラフィシーショックを引き起こすわけではありません。
多くの場合は患部の痛みや腫れに症状が留まりますので冷静に対処しましょう。

ポイズンリムーバー

ムカデや蜂に刺されてしまった場合には激しい痛みが伴いますし、刺されたことによるショックから正しい行動を取ることができないことがあります。
そのためポイズンリムーバーの使用方法は必ず事前に確認しておきましょう。製品により若干使い方が異なりますので、説明書をよく読み使用手順を理解しておくことが大切です。

ポイズンリムーバーは刺されたり噛まれたりしてからすぐに使用することで、その効果を発揮します。そのためできる限り早くポイズンリムーバーを使用しましょう。

流水で傷口を洗う

ポイズンリムーバーで毒を吸い出した後は、流水で傷口を洗います。
蜂の場合は針が、ムカデの場合はトゲが患部に残ったままになっている可能性があるため、ごしごしとこするのはNGです。
針やトゲが残っている場合はピンセット等道具がある場合にはそっと引き抜いてください。まだ毒がありますので、指先で引き抜いてはいけません。

蜂は冷やす、ムカデは温める

蜂の場合は患部を冷やすことで痛みを軽減することができると言われています。これは蜂の毒が水に溶けやすい性質によるものです。

反対にムカデは、患部を温めることによって痛みを軽減することができます。温める場合には10分から20分程度、43度程度のお湯を使用します。
40度以下のお湯や20分以上温めることは逆効果となりますので注意してください。

口や汚れた指で毒を吸い出さない

口や汚れた指で毒を吸い出してはいけません。口や指で毒を吸い出す場合、特に口の中に傷がある場合では危険ですし、患部に雑菌が入り込むことで化膿してしまう可能性もあります。
蛇のように噛み口が大きくありませんのでしっかりと毒を吸い出せる可能性は低く、口や指で毒を吸い出すことはおすすめすることができない方法です。

指で毒を絞り出す場合には患部から離れた場所を指でつまみます。直接患部に指先が触れてしまわないよう注意してください。

応急処置後は病院へ

応急処置を行った後は病院を受診しましょう。アナキラフィシーショックは必ずしも起こるものではなく特殊なものです。
そのため日常生活では20分ほど様子を見ることも多いです。
可能性はそれほど高くはない場合でも、アナキラフィシーショックを引き起こさないと決まっているわけではありませんので病院を受診してください。
特にキャンプのようなアウトドア環境化では病院が遠いこともありますので、刺されたり噛まれたりした場合には慌てず病院を受診するとあらかじめ決めておきましょう。

まとめ

キャンプを楽しむためには虫除け対策が欠かせません。
昆虫採集として普段見られない虫たちと出会う楽しみもありますが、ここで紹介した虫以外にも、さまざまな嫌な虫と出会う可能性もあります。
食べ残しや飲み残しの放置は虫を引き寄せてしまいますので注意してください。

現在は虫除け対策グッズも多く販売されていますので、便利なグッズを正しく使用することが大切です。また万が一虫に刺されてしまった場合に備え、
ポイズンリムーバーや塗り薬等を忘れずに用意する必要があります。

これからのシーズンのキャンプは虫除け対策をして楽しみましょう。
また近くの病院がどこであるか確認しておくことは大切です。

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