キャンプでのスピーカー使用の注意点!マナー&ルールを守って迷惑をかけず楽しもう

キャンプ場でのスピーカー使用アイキャッチ画像
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音楽を流してキャンプ気分を盛り上げるスピーカー。その時々の情緒や風情に合わせた曲を流せば、キャンプという非日常感をより楽しめます。

しかし、キャンプで使用するときは、マナーやモラルを守ることが大切です。

今回は、キャンプシーンでスピーカーを使うときに気を付けたいポイントや、キャンプ場での使用を目的とした場合のスピーカーの選び方についてご紹介します。

目次

キャンプでスピーカーを使用するときのマナー

キャンプ場でキャンプを楽しんでいるのは、自分達だけではありません。また、キャンプ場を訪れる人の中には、静かに過ごしたいと考えている人もいます。

スピーカーを使う際には、次の3つを必ず守るようにしましょう。

  • キャンプ場のルールに必ず従う
  • 音楽を流せるのは何時までか確認する
  • 音は自分たちに聞こえる程度に絞る

それではくわしく解説します。

キャンプ場のルールに従う(スピーカーNGの場所も多い)

区画サイト

キャンプ場にスピーカーに関するルールが定めらている場合は、必ず従いましょう。

中には、スピーカーをはじめ楽器やポータブルテレビなどの「音が出る系」の機器の使用を、全面的に禁止しているキャンプ場もあります

キャンプ場がどのようなルールになっているか、必ず事前にチェックしておきましょう。

音楽を流せるのは何時までか?確認する

夜のテントサイト

スピーカーの使用を許可しているところでも「○○時以降はNG」といったように、使用時間に関するルールを設けているキャンプ場がほとんどです。

たとえルールに明記されていないとしても、就寝タイムとなる22~23時以降に音を出すのは控えるのが望ましいでしょう。

音は自分たちに聞こえる程度に絞る(大音量はNG)

グループキャンプ

キャンプ場は自分達だけのプライベート空間ではありません。そのため、キャンパー同士、お互いに迷惑がかからないように行動することは大原則です。

スピーカーを利用するにしても、

  • 大音量を出さない
  • どんちゃん騒ぎをしない

など、節度を持って楽しむことも忘れずに。

とはいえ、周りに迷惑がかからない音量の線引きは、人によってさまざまです。

「この音量で迷惑になってないかな?」と心配な方は、周囲のキャンパーにスピーカーを利用することを伝えておくと、後々トラブルにならずに済みますよ。

スピーカーを選ぶときのポイント4つ

キャンプ場で使用するスピーカーを選ぶときは、次の4つのポイントを抑えておきましょう。

  1. 対応コーデックを知る
  2. 音の大きさで選ぶ
  3. 防滴・防塵のものを選ぶ
  4. 駆動時間を確認する

それでは各項目についてくわしく解説します。

1.対応コーデックを知る

ポータブルスピーカー

コーデックとは、スマートフォンの音源をBluetoothの電波で送るために音源を圧縮して変換する仕組みのことをいいます。

規格には種類があり、それぞれ音質が異なります。

コーデックの種類は下のとおりです。(※音質が良い順)

  • LDAC
  • aptX HD
  • aptX LL
  • apt-X
  • AAC
  • SBC

良質な音楽を楽しみたいなら、再生する端末(スマートフォンなど)と受信するスピーカーの規格を合わせておきましょう

高音質のLDACやapt-Xに対応しているスピーカーを用意しても、再生端末の対応規格が合っていないければ、その恩恵を享受できません。

apt-Xは主にAndroidの方に対応機種が多く、音質の良いLDACは対応している機種がまだまだ少ないのが現状です。

再生端末と合わせて、購入を検討しているスピーカーがどのコーデックに対応しているかを確認するようにしましょう。

2.音の大きさで選ぶ

音量メーター

スピーカーは出力が高ければ高いほど、大きい音を出すことができます。おおよそ5Wぐらいあれば外で音楽を聴くのに困らない出力といえるでしょう。

広い場所で使用する場合は、出力の高い5W以上のスピーカーがおすすめです。

ただし、出力が大きい=音質も優れている、とは限りません。

あくまでも出力の大きさは、音の大きさを判断するための材料ということを頭に入れておきましょう。

3.防滴・防塵のものを選ぶ

防滴性能つきのスピーカー
出典元:Amazon

アウトドアでの使用で注意したいのは、砂ぼこりや水が侵入してこないかどうかです。

アウトドア用に販売されているスピーカーには、以下のような表記があります。

  • 防滴規格の「IPX」
  • 防塵規格の「IP」

防滴と防塵、各規格の詳細は次のとおりです。

水しぶき

【防滴規格】

IPX4あらゆる方向からの飛沫に対する保護
IPX5あらゆる方向からの噴流水に対する保護
IPX6あらゆる方向からの強い噴流水に対する保護
IPX7一時的(30分)に水に浸かった状態に対する保護
IPX8完全な水没に対する保護

防滴に関しては、水しぶきに対応しているIPX4以降に対応していれば、防水性能があると判断していいでしょう。水辺の近くなどで使う場合は、IPX5〜を選ぶと安心です。

土埃が舞う様子

【防塵(ぼうじん)規格】

IP4X直径1.0mmの外来固形物まで保護(ワイヤーなど)
IP5X粉塵が内部に侵入せず、若干侵入しても正常運転を阻害しない
IP6X粉塵が内部に侵入しない

防塵に関しては、最低でもIP4X以上に対応している製品を選ぶと○。

防滴と防塵のどちらも、数字が大きくなるほど高性能となります。しかし、その分価格も高くなるため、製品を比較して自分にピッタリの製品を探してみましょう。

4.駆動時間を確認する

充電タイプか電池式タイプによって、駆動時間も異なります。中には充電と電池、どちらでも使える商品も販売されています。

アウトドアのように電源の確保が難しい場所で使う場合は、電池式もしくは充電式でも連続駆動時間が長く設定されているものを選ぶのがおすすめです。

キャンプシーンにおすすめのスピーカーの特徴

つづいて、キャンプシーンにおすすめなスピーカーの種類や特徴などについて解説します。

Bluetooth対応ワイヤレススピーカーがおすすめ

ワイヤレススピーカー

再生端末のイヤホンジャックにつないで使用する有線タイプのスピーカーは、比較的安価で、高音質な製品が多数あります。

しかし、スマートフォンなどの再生端末をスピーカーのそばに置く必要があるため、音楽をかけながらスマートフォンを持ち運ぶ、といった柔軟な使い方ができません。

準備などで動き回ることが多いキャンプシーンには、Bluetooth対応のワイヤレススピーカーが最適です。

コードで接続する必要がないため、再生端末とスピーカーを離しても、音楽を流し続けることが可能。

機動性に優れているため、テーブルに置いて使用する他にも、

  • ランタンハンガーにぶら下げる
  • テントの天井のランタンをひっかける場所にぶら下げる

といった使い方もできますよ。

電源要らずの充電式が圧倒的に便利

丸型のスピーカー

スピーカーには、コンセント式と充電式の2種類があります。キャンプシーンでは機動性に優れた「充電式」一択です。

充電式スピーカーの中には大容量タイプもあり、2〜3日のキャンプであればもちます。

家でフル充電して持っていけば、電池切れの心配もありません。

ハイエンド製品より防塵・防滴のものを

砂やほこりが舞いやすいキャンプシーンでは、音のクオリティにこだわったハイエンド製品を持っていくのはおすすめできません。

万が一、スピーカー内部にほこりや砂が入り込んでしまった場合は、故障する可能性もあります。

一方、防塵防滴のモデルであれば、水や泥、砂などがかかったとしても安心です。

高音質なモデルも多いため、アウトドア専用のスピーカーをひとつ買っておくと便利ですよ。

デザインにもこだわろう

JBLのスピーカー
出典元:Amazon

テントやタープなどと同様に、スピーカーも立派なアウトドアギアです。デザインにこだわったイチオシの製品を選ぶのがおすすめです。

スピーカーのデザインでこだわるポイントは、カラーや形状などさまざま。

キャンプでは無機質でごつい感じのものよりも、ポップで明るいカラーのものが、自然豊かなキャンプシーンにマッチしますよ。

キャンプ場でのスピーカー利用はマナーを守りながら音楽を楽しもう

キャンプ場でスピーカーを使って音楽を流す場合は、周囲のキャンパーへの配慮やキャンプ場で決められているルールをしっかり守ることを頭に入れておきましょう。

音楽を流しても大丈夫かな?と不安な方は、事前にキャンプ場に確認を取ったり周囲のキャンパーの方達に一声かけておくと、トラブル発生も防げて安心です。

キャンプシーンでは、砂埃や水などに強い防滴防塵タイプのBluetoothスピーカーがおすすめです。

自分にぴったりのスピーカーを見つけて、お気に入りの音楽を流しながらキャンプを楽しみましょう!


キャンプではたくさんのアイテムを持っていくため、つい忘れ物をしがちになります。また、現地についてから「あれ持ってきたらよかったなぁ」と思うことも少なくありません。

下の記事では、

  • キャンプで持っていけばよかったアイテム
  • 持っていくと便利なアイテム

をまとめています。

キャンプ出発前は下の記事もぜひ参考にしてください。

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