初心者に気をつけて欲しいキャンプの際の注意点やポイント

灯りがついているテント
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毎年必ず起きてしまうアウトドアでの事故。今回はアウトドア・キャンプで起きてしまう事故を少しでも減らすために、テントの設営をする場合の注意しておきたい点をご紹介させていただきます。普段とは違う大自然の中で行動するのであれば最低限の注意点を知っておきましょうね。

目次

・避けるべきテントの設置場所

川に近い場所
川ではご自分のいる場所が晴れていて雨が降っていなかったとしても、川の上流あたりで雨が降った場合などに川の水量が増加することがあります。川に真ん中にある中州で遊んでいて時間が経つと知らないうちに川の水が増水し、川岸まで戻ることができず取り残されてしまったという事故が頻繁におきています。中州は川の堆積物が長年積み重なってできたものであり、陸場ではなく川の底と一緒であることを覚えておきましょう。

周りに何もなさすぎる場所
キャンプに行くとついつい景色がよくて開放感を味わえる場所にテントを設営したくなってしまいますが、周りに何もなく見晴らしの良すぎる場所は風が通り抜けやすいため、突然強風が吹き付ける可能性があります。
常に強めの風が吹き抜ける場所では料理は作りにくく、何もしていなくても体力が奪われていきます。
また、突風でペグが耐えきれなくなりテントやタープが飛ばされてしまったら、自分たちだけでなく周りの人たちを巻き込んだ事故を起こしてしまうかもしれません。キャンプ場についた際は風のとおり道になりそうな場所を調べ、なるべくその付近にはテントを設営しないようにしましょう。

木に近すぎる場所や木の真下
木が密集している場所や木の真下は落雷や強風による倒木の影響をもろに受けてしまう可能性があり危険です。落雷がおきた際に木の近くにいると側撃雷を受けてしまい、感電してしまう可能性もあります。
また、突然の暴風雨で木が倒木してしまった際に、木の真下にテントを設置して眠っていたキャンパーが倒木により木の下敷きになってしまう事故も起こっています。木の近くにテントを張る際は木の根元や密集しているところを避け、木からある程度離れた場所に設置しましょう。

・ある程度テントの設営方法をイメージしておこう

事前のイメトレが大事
初心者の方によくありがちなのが、初めて購入したテントを一度も開けないままキャンプ場に持ってくるケースが多いです。
テスト張りまではしなくてもいいですが、せめて付属の品をチェックしたり設営方法を事前に確認しておいた方がいざ設営するときに余計な時間もかからずスムーズに行えます。
取り扱い説明書の記載にはメーカーごとに違い、すごく丁寧に設営方法を解説している説明書もあれば、紙一枚でざっくりと説明している簡易なものまであります。
説明書だけでは不安な方は、YouTubeなどの動画で見るとイメージしやすいのでオススメです。

テントやタープのレイアウトに気をつけよう
強風でポールが折れてしまったり、テント自体が破損したり、火を使うことが多いキャンプでは火の熱でテントが溶けたり、焚火やバーベキューの炎が燃え移ってしまったりと、キャンプ道具の破損はベテランでも頭を悩ますトラブルです。
壊れてしまってからではどうすることもできないので、出発前に天候をチェックしたりテント周りのレイアウトに気を使うなど配慮することが大事です。
出発目の天気予報が晴れでも現地についたら急に天気が変わることも多々あります。
もしも、天候があまりにも悪いときは無理に設営してしまおうとせず、諦めて帰宅する判断も必要です。

・火器の取り扱いには十分に注意する

テントの中でタバコは吸わない
キャンプ場では火の取り扱いには十分に注意するのが基本中の基本です。大概のテントに使われている素材を燃えやすいため、吸い終わった後の吸い殻の不始末が火種となりあっという間に大きく燃え上がります。テント内でタバコを吸っていたことが原因で火災が起こってしまった事故もありますので絶対にやめましょう。
テント内だけでなく、キャンプ場には燃えやすいものが周りにたくさんあるため、キャンプ場で指定されている場所で喫煙し、すみや焚き火の後始末はしっかりと行いましょう。

蚊取り線香などの火を使う防虫グッズ
テント内で蚊取り線香などの火を使う防虫グッズを使用することも喫煙と同じで一歩間違えると大事故に繋がってしまう可能性があります。自分では気づかない間に蚊取り線香がテントや寝袋と接触していて火が出てしまった、なんてことにもなりかねません。
どうしてもテントに虫が入って来ないようにする場合は、テント内でも使用できる電池式の防虫グッズを使用するか、どうしても蚊取り線香を使用したい場合は、他と火が接触しないように容器に入れ、テントの外側に置くようにしましょう!

寒い時に使うヒーターの取り扱い
冬場に行うキャンプでは暖を取るため、テントの中でヒーターやストーブを使用することがあります。しかし気をつけなければ、密閉したテント内でヒーターを使用し続けていると一酸化炭素中毒などの事故につながることもあるため、十分な注意が必要です。
これからだんだんと寒くなってきて秋キャンプ・冬キャンプを楽しむことが増えてきて、テント内を温めるヒーターを使うことが増えてきます。テント内でヒーターを使う際は、定期的にテント内の空気を入れ替えることを心がけ、眠りについてしまう前に必ずヒーターを切るようにしましょう。

・まとめ

普段では味わえないような美しい自然の中で過ごすキャンプは楽しく、いい思い出になりますが、大自然が相手であるだけに多くの危険があり常に注意しておかなければいけません。
ほんの少しの気の緩みが思いもよらない事故につながってしまうこともあります。
どのような事故が起こりそうなのかを事前に把握し、安心で安全なキャンプを行なっていきましょう。

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