初めてでもわかるシーズンごとの寝袋の違い

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寝袋は各メーカーから様々な種類が販売されており、初心者や初めて買う方にとっては選ぶのはかなり大変です。
だからと言って何もわからず適当に選んでしまうと、いざキャンプ場に到着し使おうと思っても”暑すぎて”、”寒すぎて”快適に過ごすことができなかった。なんてことにもなります・
シーズンで間違った製品を選んでしまい、失敗しないようにシーズンごとの違いを知り、選び方をおさえておきましょう!

目次

・夏用のシュラフの特徴

夏でも寝袋が必要な場合とは
キャンプをするのが夏などの暑い時期メインの人であれば、極端な話寝袋は必要ないでしょう。ただし、海沿いなどの平地にあるようなキャンプ場で行う場合に限ってです。平地の場合は気温差があまりないため寒くなっても毛布で寒さをしのぐことができることが多いためです。
一方で標高が高く、山の上にあるキャンプ場の場合は、日が出ている日中は温かくても夜になりグッと冷え込むことがほとんどです。平地に近いキャンプ場以外の場所に行く場合には、夏であっても、なるべく寝袋を持ち込んでおくことにしましょう。
雪国あたりの山の上にあるキャンプ場は、標高が高ければ夏であっても雪が残っていることがあります。雪が残るほど気温が低いということですので、夏=暑いということではないことも覚えておきましょう。

素材と形状で選ぶ夏用の寝袋

・形状
夏用の寝袋を選ぶときには、必要十分な性能を備えている寝袋なのであればご自分の好きな形状で大丈夫でしょう。夜であっても暑いキャンプ場であれば、暑ければすぐに温度の調節ができる封筒型の寝袋がおすすめです。封筒型であれば、ジッパーを広げてしまえば布団のように使用することができるので、上にかかっている部分をはがして寝ることもできます。

・素材
夏に使用する場合の素材は化学繊維のものを選べば問題ないでしょう。理由としては、比較的値段も手ごろですし、洗濯機で丸洗いができるものが多くメンテナンスが楽だからです。ただし、先ほど説明したように夏であっても昼と夜の気温差が激しい場所でのキャンプの場合は、化学繊維ではなくダウン素材の寝袋の方が安心できます。値段が高く、予算的に購入できない方は毛布やスエットなどで十分代用できるので問題ありません。

夏のキャンプを快適に過ごすためには夏用で販売されている寝袋を使用するのが一番いいのですが、キャンプをする場所が高地にあり寒暖の差が激しい可能性のある場合は、3シーズン用やオールシーズン用で販売されているものを使うのもいいでしょう。
仮に寝袋を使っていて暑くなったとしても、ジッパーを開けるなどして温度調節を行えば対応することができるので、特に問題はありません。

・冬用のシュラフの特徴

冬はシュラフが必要不可欠!
キャンプはオールシーズン楽しむことができるアクティビティです。しかし、冬の時期のキャンプは一歩間違えると危険と隣り合わせですので万全の準備を行いましょう。冬場が特に寒い地域でのキャンプを行う場合は、性能の良い寝袋を選ばないと寒さで寝ることができず楽しむことができません。冬用寝袋の購入を検討している人は、できる限り詳細な情報を仕入れて最適な寝袋を選びましょう!

形や性能で選ぶ冬用の寝袋

・形状
これからキャンプを始めようとお考えで、冬のキャンプも視野に入れているのであれば購入するのはマミー型寝袋がオススメです。
ほかの寝袋でも冬用であれば大丈夫なのかもしれませんが、封筒型に比べてマミー型は性能が高く寒冷地使用を想定して作られているものが多いです。布団にくるまって寝るような状態に近いので、シュラフと体の密着度が高く保温力にも優れています。
表地に防水加工や防風加工を施されているもの・裏地は暖かくなりやすい起毛タイプ・中綿の素材はダウンで保温力の高いものなど、多少値段が高くても快適に過ごせるように選ぶことが重要です。

・素材
冬用の寝袋でよく使われているダウンの最大の魅力は、化学繊維のものよりも小さくパッキングでき、なおかつ軽いことと保温性が高いことです。ただし水に対しては弱いので、合わせて防水透湿性の備わったシュラフカバーも合わせて使用すると保温性も持続しやすくなり長期間使用することができます。
対して化学繊維は濡れに強く耐久性が高く、丸洗いすることができるので長期間にわたって使用することができますが、低価格なものが多くダウン素材ほどの保温力がないため残念ながら冬キャンプには向いていません。

・FP(フィルパワー)について

“FP(フィルパワー)”とは、ダウンの復元力を数値で表した基準のことです。
1オンス(約28.4g)のダウンをシリンダー内で圧縮し一定の温度、湿度の条件下で、それが何立方インチに復元するかを測定したものとなります。
数値が高いほどダウンの空気含有量が多く、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れるため、数値が高ければ高いほど良質なダウンである、ということです。
一般的には550フィルパワー以上で高品質と評価され、700〜800フィルパワーのものが最も良質とされています。

簡単に説明すると、同じ重さのダウンであっても、大きく膨らむものの方が数値が高く保温力が良いということになります。

・まとめ

冬用と夏用の違いを説明しましたが、いかがでしたか?
キャンプという普段と違う環境であっても、心地よく快適な睡眠をとりたいですよね。
今回説明させていただいた夏と冬の違いに注意していただき、ご自分に最適な寝袋を選んでくださいね。

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